きたかた‐けんぞう【北方謙三】
[1947〜 ]小説家。佐賀の生まれ。「弔鐘はるかなり」でハードボイルドの新鋭として注目される。他に「檻」「渇きの街」など。近年は「破軍の星」「三国志」「水滸伝」「楊家将」など、歴史小説にも活躍...
きたがわ‐たみじ【北川民次】
[1894〜1989]洋画家。静岡の生まれ。渡米したのちメキシコに渡りシケイロスらと交遊。メキシコ絵画の影響を受けた、力強い作風が特徴。作品に「タスコの祭日」「哺育」など。
きたがわ‐ふゆひこ【北川冬彦】
[1900〜1990]詩人・映画評論家。滋賀の生まれ。本名、田畔(たぐろ)忠彦。映画評論で生計を立てるかたわら、雑誌「詩と詩論」の創刊に参加。詩集に「戦争」「三半規管喪失」など。
きたじま‐けんしん【北島見信】
江戸中期の天文学者。長崎の人。長崎奉行天文方。「紅毛天地二図贅説(ぜいせつ)」を訳述。日本を中心に東アジア・南方諸島を含む大日本州の設置を提唱した。生没年未詳。
きたじま‐せつざん【北島雪山】
[1636〜1697]江戸前期の書家。肥後の人。名は三立(さんりゅう)。長崎で中国人兪立徳(ゆりつとく)や黄檗(おうばく)僧らに書法を学ぶ。唐様書道の祖とされる。細井広沢は門人。
きたむら‐かおる【北村薫】
[1949〜 ]小説家。埼玉の生まれ。本名、宮本和男。高校教諭を務めながら平成元年(1989)「空飛ぶ馬」で覆面作家としてデビュー。その後作家活動に入り、「鷺と雪」で直木賞受賞。他に「夜の蝉」「...
きたむら‐きぎん【北村季吟】
[1625〜1705]江戸前期の歌人・俳人・古典学者。近江の人。通称、久助。号、拾穂軒。飛鳥井雅章(あすかいまさあき)に歌学を、松永貞徳に俳諧を学び、のちに幕府に仕えた。著「徒然草文段抄」「源氏...
きたむら‐せいぼう【北村西望】
[1884〜1987]彫刻家。長崎の生まれ。文展、帝展で活躍。男性裸像にすぐれ、長崎市原爆中心地の「平和祈念像」で有名。文化勲章受章。
きたむら‐りゅうへい【北村竜平】
[1969〜 ]映画監督。大阪の生まれ。「ヒート・アフター・ダーク」を監督し、劇場映画デビュー。長編第1作「VERSUS−ヴァーサス−」で国内外から絶大な評価を得る。他に「あずみ」「ゴジラ FI...
ほくさい【北斎】
⇒葛飾北斎(かつしかほくさい)