たけみつ‐とおる【武満徹】
[1930〜1996]作曲家。東京の生まれ。ほぼ独学で作曲を学び、独創的な音響世界を創りあげた。勅使河原宏監督の「砂の女」、小林正樹監督の「怪談」、黒沢明監督の「乱」などの映画音楽でも知られる。...
たるや‐おせん【樽屋おせん】
江戸前期、大坂天満の樽屋の妻。隣家の長左衛門との不義を夫に知られて自殺。「樽屋おせん歌祭文」に歌われ、井原西鶴の「好色五人女」や浄瑠璃・歌舞伎の題材となった。
たんぜい【弾誓】
[1552〜1613]安土桃山時代・江戸初期の浄土宗捨世派の僧。尾張の人。各地を遍歴、佐渡で修行中に阿弥陀の説法を感得。のち、京都大原の阿弥陀寺などを開いた。
つじ‐ひとなり【辻仁成】
[1959〜 ]小説家・映画監督・音楽家。東京の生まれ。昭和60年(1985)ロックバンドのボーカリストとしてデビュー。同時に執筆活動も始める。バンド解散後は作家活動に力を入れ、「海峡の光」で芥...
つむら‐せつこ【津村節子】
[1928〜 ]小説家。福井の生まれ。本姓、吉村。旧姓、北原。吉村昭の妻。「玩具」で芥川賞受賞。自伝的小説、歴史小説、エッセーなど幅広く活躍。「智恵子飛ぶ」で芸術選奨受賞。他に「さい果て」「海鳴...
ていか【定家】
⇒藤原定家(ふじわらのていか)
謡曲。三番目物。古くは「定家葛(ていかかずら)」とも。旅僧が京都千本付近のあずまやに雨宿りすると、式子(しきし)内親王の霊が現れ、生前契った定家の執心が葛(か...
ていしつ【貞室】
⇒安原貞室(やすはらていしつ)
ていしん‐こう【貞信公】
藤原忠平の諡号(しごう)。
てき‐じんけつ【狄仁傑】
[630〜700]中国、唐の政治家。太原(山西省)の人。字(あざな)は懐英。諡(おくりな)は文恵。高宗の時、江南の巡撫使として活躍。また、突厥(とっけつ)・契丹(きったん)の征服に功績があり、国...
てしがわら‐ひろし【勅使河原宏】
[1927〜2001]華道家・映画監督。東京の生まれ。勅使河原蒼風(そうふう)の長男。昭和55年(1980)草月流3代目家元を継承。前衛的な生け花作品を多く発表、のち幅広く創造活動をおこなう。知...