ふじわら‐の‐もといえ【藤原基家】
[1203〜1280]鎌倉中期の歌人。良経の子。正二位内大臣。「続古今和歌集」の撰者の一人。
ふんや‐の‐やすひで【文屋康秀】
平安前期の歌人。六歌仙の一人。文琳とも称した。古今集に和歌5首が伝わっている。生没年未詳。
へんじょう【遍昭/遍照】
[816〜890]平安前期の僧・歌人。六歌仙・三十六歌仙の一人。俗名、良岑宗貞(よしみねのむねさだ)。桓武天皇の孫。良岑安世の子。素性(そせい)の父。仁明天皇に仕えたが、天皇の崩御により出家。京...
ほそかわ‐ゆうさい【細川幽斎】
[1534〜1610]安土桃山時代の武将・歌人。名は藤孝。足利義晴・義輝・義昭に仕え、のち織田信長・豊臣秀吉・徳川家康に重用された。歌人としても有名で、三条西実枝から古今伝授を受けた。著「衆妙集...
ぼたんか‐しょうはく【牡丹花肖柏】
[1443〜1527]室町中期の連歌師・歌人。公家の中院通淳(なかのいんみちあつ)の子。別号、夢庵・弄花軒。和歌を飛鳥井雅親(あすかいまさちか)に学び、連歌を宗祇(そうぎ)に師事して古今伝授を受...
まつもと‐こうしろう【松本幸四郎】
歌舞伎俳優。屋号、高麗屋(こうらいや)。 (初世)[1674〜1730]下総(しもうさ)の人。実事・荒事に長じた。 (5世)[1764〜1838]江戸の人。実悪に長じ、古今無双・三都随一とい...
みなもと‐の‐いえなが【源家長】
[?〜1234]鎌倉初期の歌人。後鳥羽上皇に仕え、和歌所開闔(かいこう)となり、新古今集の編集に当たった。著「源家長日記」は和歌史の貴重な資料。
みなもと‐の‐みちとも【源通具】
[1171〜1227]鎌倉初期の歌人。通親の子。藤原俊成の娘の夫。堀河大納言と称された。和歌所寄人(よりゅうど)で、新古今集の撰者の一人。
みぶ‐の‐ただみね【壬生忠岑】
平安前期の歌人。三十六歌仙の一人。古今集の撰者の一人。温和で機知に富む歌風で知られる。著「和歌体十種」、家集「忠岑集」。生没年未詳。
もとおり‐とよかい【本居豊穎】
[1834〜1913]国学者・歌人。内遠の長男で、宣長の曽孫にあたる。紀州侯に仕え、明治維新後は神道界で活動。著「古今集講義」など。