ジンメル【Georg Simmel】
[1858〜1918]ドイツの哲学者・社会学者。カント的認識論から出発し、ニーチェらの影響を受けて「生の哲学」の一段階を開いた。著「歴史哲学の諸問題」「貨幣の哲学」など。
スターリン【Iosif Vissarionovich Stalin】
[1879〜1953]ソ連の政治家。本名、ジュガシビリ(Dzhugashvili)。グルジア(ジョージア)の出身。ロシア革命ではレーニンを助けて活躍。その死後、一国社会主義論を唱えてトロツキーら...
スノー【Edgar Parks Snow】
[1905〜1972]米国のジャーナリスト。中国問題の権威で、外国人記者として初めて中国共産党の本拠地延安に入り、その実態を世界に紹介した。著「中国の赤い星」など。
せき‐はじめ【関一】
[1873〜1935]社会政策学者・都市行政家。静岡の生まれ。東京高等商業学校教授、大阪市長、貴族院議員などを歴任。社会政策を研究したが、招かれて大阪市助役・市長を務め、大阪港整備、市営住宅・公...
セネカ【Lucius Annaeus Seneca】
[前4ころ〜後65]ローマのストア学派の哲学者。スペインのコルドバの生まれ。皇帝ネロに仕えたが、のちに謀反の疑いを受け、命令によって自殺した。常に道義を説き、実践哲学を主張。著「対話篇」「自然問...
そうだ‐きいちろう【左右田喜一郎】
[1881〜1927]経済学者・実業家。神奈川の生まれ。ドイツでリッケルトらの影響を受けて、日本に経済哲学を紹介した。左右田銀行頭取・貴族院議員。著「貨幣と価値」「経済哲学の諸問題」など。
たかの‐いわさぶろう【高野岩三郎】
[1871〜1949]統計学者・社会問題研究家。長崎の生まれ。房太郎の弟。大原社会問題研究所所長。第二次大戦後は、日本社会党顧問・日本放送協会会長。
たけだ‐たいじゅん【武田泰淳】
[1912〜1976]小説家。東京の生まれ。「蝮(まむし)のすゑ」などによって戦後派作家として注目され、以後、現実の社会問題と取り組んだ作品が多い。小説「風媒花」「ひかりごけ」「森と湖のまつり」...
たなか‐しょうぞう【田中正造】
[1841〜1913]政治家。栃木の生まれ。明治23年(1890)衆議院議員、以後足尾銅山鉱毒問題に取り組み、同34年には議員を辞して天皇に直訴。次いで谷中村の遊水池化に反対。晩年は治水事業に尽...
タルコフスキー【Andrey Arsen'evich Tarkovskiy】
[1932〜1986]ソ連の映画監督。詩的、象徴的作風により、精神的な閉塞状況下における魂の救済の問題を追求。1984年に亡命。作「僕の村は戦場だった」「惑星ソラリス」「サクリファイス」など。