よう‐だい【姚鼐】
[1731〜1815]中国、清の文人。桐城(安徽(あんき)省)の人。字(あざな)は姫伝。号、惜抱(せきほう)。文を劉大櫆(りゆうだいかい)に学び、古文の桐城派を大成。考証と詞章によって義理を明ら...
よこせ‐やう【横瀬夜雨】
[1878〜1934]詩人。茨城の生まれ。本名、虎寿。別号、利根丸・宝湖。河井酔茗・伊良子清白とともに文庫派の代表的詩人。恋愛叙情詩や地方色豊かな作品で知られた。詩集「夕月」「花守」「二十八宿」など。
よこやま‐たいかん【横山大観】
[1868〜1958]日本画家。茨城の生まれ。本名、秀麿。岡倉天心・橋本雅邦に師事し、日本美術院の創立に参加。天心没後は再興日本美術院を主宰。朦朧体(もうろうたい)とよばれる画風を試みるなど、日...
よしだ‐ただし【吉田正】
[1921〜1998]作曲家。茨城の生まれ。フランク永井、橋幸夫、松尾和子ら多くの歌手を育て、「有楽町で逢いましょう」「いつでも夢を」「誰よりも君を愛す」など、数々のヒット曲を手がけた。没後、国...
よしの‐さくぞう【吉野作造】
[1878〜1933]政治学者。宮城の生まれ。東大教授。民本主義を唱え、普通選挙の実施、政党内閣制などを主張し、また軍閥を攻撃。大正デモクラシーの理論的指導者。のち、「明治文化全集」を編集。
よしむら‐こうざぶろう【吉村公三郎】
[1911〜2000]映画監督。滋賀の生まれ。女性映画の巨匠と呼ばれ、主演女優の魅力を引き出す手腕が高く評価された。新藤兼人(かねと)らと「近代映画協会」を設立。代表作「暖流」「安城家の舞踏会」...
よど‐ぎみ【淀君】
[1567〜1615]豊臣秀吉の側室。名は茶々。父は浅井長政。母は織田信長の妹小谷の方。浅井氏滅亡後、柴田勝家に嫁いだ母とともに越前に移り、柴田氏滅亡後は秀吉の保護を受け、愛妾となった。山城の淀...
りく‐しゅうふ【陸秀夫】
[1236〜1279]中国、南宋末の忠臣。字(あざな)は君実。塩城(江蘇省)の人。宋の恭宗が元に下ったあと、張世傑らと子の益王(瑞宗)を擁して戦い、その没後は衛王を奉じて崖山(広東省)に移ったが...
りゅう‐そうろ【竜草廬】
[1714〜1792]江戸中期の漢詩人。山城の人。本姓は武田、名は公美。宇野明霞に学び、彦根藩の儒官として仕える。官職を退いた後、京都で漢詩結社「幽蘭社」を開く。著作に「草廬集」「名詮典詮」など。
りん‐しょうじょ【藺相如】
中国、戦国時代の趙の政治家。恵文王に仕え、和氏(かし)の璧(たま)を城15と交換するために秦に使したが、秦の昭王の策謀を見抜き、璧を全うして持ち帰ったという「完璧(かんぺき)」の故事、および将軍...