けいちゅう【契沖】
[1640〜1701]江戸前期の国学者・歌人。摂津の人。俗姓、下川。高野山で修行して阿闍梨(あじゃり)位を得る。晩年は大坂高津の円珠庵に隠棲。下河辺長流の業を継いで「万葉代匠記」を完成、国学発展...
ケインズ【John Maynard Keynes】
[1883〜1946]英国の経済学者。有効需要論・乗数理論・流動性選好説を柱とする主著「雇傭・利子および貨幣の一般理論」により、失業と不況の原因を明らかにして完全雇用達成の理論を提示し、のちにケ...
ゲスナー【Konrad Gesner】
[1516〜1565]スイスの博物学者。医業のかたわら各地から資料を収集、博物学の集大成である「植物大鑑」「動物誌」、また書誌学の基礎を築いたとされる「世界文献目録」を著した。
ゲルツェン【Aleksandr Ivanovich Gertsen】
[1812〜1870]ロシアの思想家・作家。革命運動で逮捕・流刑ののち亡命。農村共同体を基礎とする社会主義を構想した。著「過去と思索」「誰の罪か」など。
げんしん【源信】
[942〜1017]平安中期の天台宗の僧。俗姓、卜部(うらべ)氏。比叡山の良源に師事。横川(よかわ)恵心院に住んで著述に専念、「往生要集」を著してのちの浄土教成立の基礎を築いた。また、和讃(わさ...
こうき‐てい【康熙帝】
[1654〜1722]中国、清朝の第4代皇帝。在位1661〜1722。廟号は聖祖。諱(いみな)は玄燁(げんよう)。三藩の乱を治め、台湾を領有し、ロシア・蒙古・チベットに兵を進め、国土を拡張。また...
こうけい【康慶】
平安末期・鎌倉初期の仏師。運慶の父。快慶の師。慶派発展の基礎を築いた。作品に興福寺南円堂の不空羂索観音(ふくうけんじゃくかんのん)・四天王・法相六祖像、東大寺の伎楽面など。生没年未詳。
こじま‐とらじろう【児島虎次郎】
[1881〜1929]洋画家。岡山の生まれ。印象派的な画風を示す。大原孫三郎の依嘱により渡欧して美術品を収集し、大原美術館の基礎を作った。
こたけ‐やしろう【古武弥四郎】
[1879〜1968]医学者。岡山の生まれ。ドイツに留学。大阪大教授。必須アミノ酸のトリプトファンの中間代謝を研究。日本の生化学の基礎を築いた。
コポー【Jacques Copeau】
[1879〜1949]フランスの演出家・俳優。演劇の商業化に反対し、演劇革新運動を展開、フランス現代劇の基礎を築いた。