あんねい‐てんのう【安寧天皇】
記紀で、第3代の天皇。綏靖(すいぜい)天皇の第1皇子。名は磯城津彦玉手看(しきつひこたまでみ)。皇居は片塩浮穴宮(かたしおのうきあなのみや)。
いいとよあお‐の‐ひめみこ【飯豊青皇女】
履中天皇の皇孫。市辺押磐(いちのべのおしいわ)皇子の王女。清寧天皇没後に一時、政務を執ったので飯豊天皇とも称されたが世代には数えない。青海皇女(あおうみのみこ)。
いくほう‐もんいん【郁芳門院】
[1076〜1096]白河天皇の第1皇女。名は媞子(ていし)。堀河天皇の准母(じゅんぼ)となり、皇后の称を与えられた。六条院。
いすずより‐ひめ【五十鈴依媛】
事代主神(ことしろぬしのみこと)の娘。綏靖(すいぜい)天皇の皇后。
いせ【伊勢】
平安前期の女流歌人。三十六歌仙の一人。伊勢守藤原継蔭(ふじわらのつぐかげ)の娘。中務(なかつかさ)の母。宇多天皇の寵愛(ちょうあい)を受けて皇子を産み、伊勢の御(ご)と呼ばれた。生没年未詳。家集...
いそのかみ‐の‐まろ【石上麻呂】
[640〜717]古代、天武〜元明天皇のころの廷臣。左大臣。石上氏の祖。旧氏姓は物部連(もののべのむらじ)。万葉集に歌1首が残る。
いちき‐きとくろう【一木喜徳郎】
[1867〜1944]憲法学者・政治家。静岡の生まれ。ドイツ留学後、東大教授。のち、文部・内務・宮内各大臣、枢密院議長などを歴任。天皇機関説が右翼から攻撃され、二・二六事件後政界から引退した。
いちじょう‐てんのう【一条天皇】
[980〜1011]第66代天皇。在位986〜1011。円融天皇の第1皇子。名は懐仁(やすひと)。在位中は藤原道長の全盛時代、宮廷女流文学の最盛期にあたる。
いちはら‐の‐おおきみ【市原王】
天智天皇の曽孫安貴王の王子。廷臣・歌人。備中守・玄蕃頭(げんばのかみ)・治部大輔・造東大寺長官などを歴任。万葉集に歌数首が残る。生没年未詳。
いっきゅう‐そうじゅん【一休宗純】
[1394〜1481]室町中期の臨済宗の僧。京都の人。後小松天皇の落胤(らくいん)といわれる。号、狂雲子・夢閨。華叟宗曇(かそうそうどん)に学び、大徳寺の住持となる。禅宗の革新に尽力。詩・狂歌・...