おさらぎ‐じろう【大仏次郎】
[1897〜1973]小説家。神奈川の生まれ。本名、野尻清彦。「鞍馬天狗」で大衆作家として認められる。著「赤穂浪士」「帰郷」「パリ燃ゆ」「天皇の世紀」など。文化勲章受章。
おざき‐しろう【尾崎士郎】
[1898〜1964]小説家。愛知の生まれ。国士的情熱と正義感にあふれた作品が多い。作「人生劇場」「天皇機関説」など。
おだか‐ともお【尾高朝雄】
[1899〜1956]法哲学者。朝鮮の生まれ。東大教授。国民主権と天皇制の調和を求め、また、マルクス主義法思想を批判。法哲学の啓蒙(けいもう)に尽力。
おの‐の‐いもこ【小野妹子】
日本最初の遣隋大使。推古天皇15年(607)隋に渡り、翌年、隋使裴世清(はいせいせい)とともに帰国。同年、再び渡海。生没年未詳。→遣隋使
おの‐の‐こうたいこう【小野皇太后】
[1021〜1102]後冷泉(ごれいぜい)天皇の皇后。藤原教通(ふじわらののりみち)の娘。歓子(かんし)。関白頼通(よりみち)の娘が宮中に入ると、怒って小野の山房に移り、出家した。
おの‐の‐こまち【小野小町】
平安前期の女流歌人。六歌仙・三十六歌仙の一人。仁明(にんみょう)・文徳(もんとく)両天皇の後宮に仕えた。美貌(びぼう)の歌人といわれ、多くの伝説があり、謡曲・歌舞伎の題材となっている。家集に「小...
おびと‐の‐おうじ【首皇子】
《「おびとのみこ」とも》⇒聖武天皇
おわり‐の‐はまぬし【尾張浜主】
平安初期の雅楽家。笛と舞の名手で、大戸清上(おおとのきよがみ)とともに、仁明(にんみょう)天皇の時代の楽制改革の中心人物。遣唐使として渡唐している。生没年未詳。
かいか‐てんのう【開化天皇】
記紀で、第9代の天皇。孝元天皇の第2皇子。名は稚日本根子彦大日日尊(わかやまとねこひこおおひひのみこと)。皇居は大和春日率川宮(いさかわのみや)。
かがみ‐の‐おおきみ【鏡王女】
[?〜683]万葉集の女流歌人。舒明(じょめい)天皇の皇女・皇妹とも、鏡王の娘で額田王(ぬかたのおおきみ)の姉ともいわれる。天智天皇に愛され、のち藤原鎌足(ふじわらのかまたり)の妻。鏡女王。鏡姫王。