ひらつか‐らいちょう【平塚らいてう】
[1886〜1971]評論家・婦人運動家。東京の生まれ。本名、明(はる)。明治44年(1911)、女性文芸誌「青鞜」を発刊。のち、市川房枝・奥むめおらと、女性の地位向上を目ざす新婦人協会を結成し...
ひろおか‐あさこ【広岡浅子】
[1849〜1919]実業家。京都の生まれ。豪商三井家の四女で、17歳のとき大阪の広岡信五郎と結婚。維新後は実業界に入り、炭鉱経営や銀行設立などに携わった。日本女子大学校(現日本女子大学)設立な...
ふかお‐すまこ【深尾須磨子】
[1888〜1974]詩人。兵庫の生まれ。京都菊花高女卒。与謝野晶子に師事し、第二次「明星」で活躍。戦後は、平和運動・婦人運動にも尽力した。詩集に「真紅の溜息」「牝鶏の視野」など。
ふくだ‐ひでこ【福田英子】
[1865〜1927]婦人運動家。岡山の生まれ。旧姓、景山。自由民権運動に参加。大井憲太郎らと大阪事件に連座。明治40年(1907)雑誌「世界婦人」を創刊。著「妾(わらわ)の半生涯」など。
ブローク【Aleksandr Aleksandrovich Blok】
[1880〜1921]ロシアの詩人。ロシア象徴派の代表者の一人。のち、社会的テーマの作品を発表した。詩集「美しい婦人についての詩」、叙事詩「十二」など。
ベーベル【August Bebel】
[1840〜1913]ドイツの社会主義者。1869年社会民主労働者党を創立、のち、ラッサール派と合同して社会主義労働者党(のちの社会民主党)を創立。著「婦人論」「わが生涯から」。
ボアエルデュー【François Adrien Boieldieu】
[1775〜1834]フランスの作曲家。オペラコミックの作曲で活躍。作「パリのジャン」「白衣の婦人」など。ボイエルデュー。
やまかわ‐きくえ【山川菊栄】
[1890〜1980]評論家・婦人運動家。東京の生まれ。山川均と結婚。伊藤野枝らと赤瀾会(せきらんかい)を結成、社会主義の立場から婦人解放運動に活躍。第二次大戦後、初代の労働省婦人少年局局長。
よしゆき‐りえ【吉行理恵】
[1939〜2006]詩人・小説家。東京の生まれ。本名、理恵子。吉行淳之介の妹。詩集「夢のなかで」で田村俊子賞受賞。小説「小さな貴婦人」で芥川賞受賞。他に短編集「黄色い猫」、児童文学に「まほうつ...
り‐とくぜん【李徳全】
[1896〜1972]中国の女性政治家。河北省の人。馮玉祥(ふうぎょくしょう)夫人。日中戦争中、南京・重慶で婦人運動を指導。中華人民共和国成立後、中国紅十字会会長などを歴任。リー=トーチュアン。