いとやま‐あきこ【絲山秋子】
[1966〜 ]小説家。東京の生まれ。本名、西平秋子。会社勤務ののち作家デビュー。現代人の心の傷を作品に描く。「沖で待つ」で芥川賞受賞。他に「イッツ・オンリー・トーク」「袋小路の男」「勤労感謝の...
うえはし‐なほこ【上橋菜穂子】
[1962〜 ]児童文学作家・小説家。東京の生まれ。平成元年(1989)「精霊の木」で作家デビュー。異世界を舞台にした冒険ファンタジー小説「精霊の守(も)り人」で野間児童文芸賞新人賞を受賞。同作...
かわさき‐あきこ【河崎秋子】
[1979〜 ]小説家。北海道の生まれ。「颶風(ぐふう)の王」で三浦綾子賞を受賞。北海道を舞台にした作品や、動物を題材とする作品を中心に活躍し、「ともぐい」で第170回直木賞受賞。
かわばた‐りゅうし【川端竜子】
[1885〜1966]日本画家。和歌山の生まれ。本名、昇太郎。初め洋画を学び、渡米後に日本画に転向。壮大豪放な表現を理想とし、会場芸術としての日本画を唱えて院展を脱退、青竜社を結成。終生、在野の...
き‐し【箕子】
中国、殷(いん)の紂(ちゅう)王の叔父。名は胥余(しょよ)。紂王に仕え、微子・比干とともに三賢とよばれたが、諫言して入れられず去った。荒廃した殷の廃都を詠じた「麦秀の歌」が有名。朝鮮に行き、箕子...
さた‐いねこ【佐多稲子】
[1904〜1998]小説家。長崎の生まれ。本名、イネ。「キャラメル工場から」でデビュー。左翼運動に身を投じ、共産党に入党するが、のち除名。他に「女の宿」「樹影」「時に佇(た)つ」「月の宴」など。
すぎもと‐あきこ【杉本章子】
[1953〜2015]小説家。福岡の生まれ。江戸時代を扱った歴史小説を書き、江戸物ブームの一角を占める。「東京新大橋雨中図」で直木賞受賞。他に「名主の裔(すえ)」「写楽まぼろし」「おすず—信太郎...
たむら‐あきこ【田村秋子】
[1905〜1983]新劇女優。東京の生まれ。本姓、伴田。夫の友田恭助と築地座を結成、戦後は文学座に出演した。主演作に「ヘッダ=ガブラー」「ママの貯金」など。
はら‐せつこ【原節子】
[1920〜2015]映画女優。神奈川の生まれ。本名、会田昌江(まさえ)。昭和10年(1935)「ためらふ勿(なか)れ若人よ」でデビュー。以後、昭和37年(1962)「忠臣蔵、花の巻・雪の巻」を...
ほしの‐たつこ【星野立子】
[1903〜1984]俳人。東京の生まれ。高浜虚子の次女。虚子に師事し、俳誌「玉藻(たまも)」を主宰。「ホトトギス」同人。著「立子句集」「笹目」など。