しん‐し【申子】
申不害(しんふがい)の敬称。
中国、戦国時代の法家の書。申不害の撰。刑名の学を集成したもので、全6編のうち「三符」1編のみが現存。
スエトニウス【Gaius Suetonius Tranquillus】
[70ころ〜130ころ]古代ローマの伝記作家。ハドリアヌス帝の秘書官を務めたのち、著述に専念。カエサルからドミティアヌスまでの12人の逸話伝記集「ローマ皇帝伝」8巻や、ローマの文人・学者の伝記「...
せき‐かく【石恪】
中国五代、後蜀(ごしょく)の画家。成都(四川省)の人。字(あざな)は子専。水墨による道釈画・人物画に長じ、奔放な筆致を特色とする。模本とされる「二祖調心図」が伝存。せっかく。生没年未詳。
ソディー【Frederick Soddy】
[1877〜1956]英国の物理化学者。放射性元素の崩壊現象を研究し、同位体の存在を初めて主張。1921年、ノーベル化学賞受賞。著「放射能」「原子の説明」「科学と生命」など。
ソフォクレス【Sophoklēs】
[前496ころ〜前406ころ]古代ギリシャの三大悲劇詩人の一人。形式・内容ともに古典悲劇の完成者とされる。「アンティゴネ」「エレクトラ」「オイディプス王」など7編が現存。ソポクレス。→ギリシャ悲劇
たかしな‐たかかね【高階隆兼】
鎌倉後期の絵師。絵所預(えどころあずかり)。大和絵技法の完成者とされる。「春日権現(かすがごんげん)験記絵巻」「春日明神影向御車図」が現存。生没年未詳。
たにがわ‐がん【谷川雁】
[1923〜1995]詩人・評論家。熊本の生まれ。本名、巌(いわお)。三井三池炭鉱争議や安保闘争支援で知られる。詩集に「大地の商人」、評論に「工作者宣言」「原点が存在する」など。
ダン【John Donne】
[1573〜1631]英国の詩人・聖職者。17世紀の形而上派詩人の中心的存在。現代詩にも影響を与えた。詩集「第二周年の詩」、「説教集」など。
とうごう‐せいじ【東郷青児】
[1897〜1978]洋画家。鹿児島の生まれ。本名、鉄春。未来派風の「パラソルさせる女」を第3回二科展に初出品し、二科賞を受賞。のち、二科会の中心的存在となり、会長を務める。甘美な色調と装飾性を...
とうしゅうさい‐しゃらく【東洲斎写楽】
江戸後期の浮世絵師。東洲斎は号。徳島藩主蜂須賀氏のお抱え能役者といわれるが不明。役者似顔絵や相撲絵を描いたが、特に役者の個性豊かな顔を誇張的な描写で表し、大首絵に本領を発揮。現存する約140点の...