とみなが‐なかもと【富永仲基】
[1715〜1746]江戸中期の学者。大坂の人。字(あざな)は子仲。号、南関・謙斎。儒学・仏教・神道に精通。これらに歴史的・実証的批判を加えた。著「出定後語(しゅつじょうこうご)」「翁の文」など。
トム【René Thom】
[1923〜2002]フランスの数学者。カタストロフィ理論の創始者として知られる。位相幾何学の業績でフィールズ賞受賞。著「構造安定性と形態形成」など。
トムソン【Thomson】
(Joseph John 〜)[1856〜1940]英国の物理学者。キャベンディッシュ研究所長を務め、電子の存在の確認、放射能の研究などにより、現代原子物理学の基礎を築いた。1906年、ノーベ...
トムソン【William Thomson】
英国の物理学者ケルビンの本名。
ともなが‐さんじゅうろう【朝永三十郎】
[1871〜1951]哲学者。長崎の生まれ。京大教授。日本での西洋近世哲学史研究の先駆者。著「近世における『我』の自覚史」「カントの平和論」など。
ともなが‐しんいちろう【朝永振一郎】
[1906〜1979]物理学者。東京の生まれ。三十郎の長男。東京教育大学学長。場の量子論において超多時間理論、繰り込み理論を発表。量子電磁力学の発展に寄与し、昭和40年(1965)ノーベル物理学...
ともばやし‐みつひら【伴林光平】
[1813〜1864]江戸末期の勤王家・国学者。河内(かわち)の人。天誅組(てんちゅうぐみ)に加わり、中山忠光らの大和挙兵に参加、捕らえられて刑死。著「南山踏雲録」など。ばんばやしみつひら。
とやま‐かめたろう【外山亀太郎】
[1867〜1918]動物学者・遺伝学者。神奈川の生まれ。蚕の遺伝を研究し、メンデルの法則が昆虫でも成り立つことを証明した。また、蚕の一代雑種を発明し養蚕業発展に貢献。
とやま‐しげひこ【外山滋比古】
[1923〜2020]英文学者・評論家。愛知の生まれ。専門の英文学のほか、日本語論など幅広い分野で活躍。著書「思考の整理学」はロングセラーとなった。
と‐ゆう【杜佑】
[735〜812]中国、唐の政治家・学者。京兆・万年(陝西(せんせい)省)の人。徳宗・憲宗に仕えて、重要官職を歴任した。著「通典(つてん)」など。