ウォーラーステイン【Immanuel Wallerstein】
[1930〜2019]米国の政治社会学者。近現代の世界システムを、西欧を中心とした単一のグローバルな資本主義分業体制の展開過程としてとらえた。著「近代世界システム」など。
ウォーレス【Alfred Russel Wallace】
[1823〜1913]英国の博物学者。アマゾン地方やマレー諸島に旅行し生物相を研究。自然選択による生物の進化論を唱え、論文をダーウィンに送った。著「ダーウィニズム」など。ウォレス。
うざわ‐ひろふみ【宇沢弘文】
[1928〜2014]経済学者。鳥取の生まれ。東京大学で数学を学んだのち経済学に転じる。理論経済学の分野で功績があり、また公共経済学の立場から環境問題や種々の社会問題にも取り組んだ。文化勲章受章...
うだがわ‐げんずい【宇田川玄随】
[1756〜1798]江戸中期の蘭学者。江戸の人。津山藩医。名は晋。号、槐園(かいえん)。オランダの内科書「西説内科撰要」を翻訳。蘭学の発展に尽力した。
うだがわ‐ようあん【宇田川榕庵】
[1798〜1846]江戸後期の蘭学者。日本の化学の開拓者。江戸の人。本名、江沢榕。蘭学者の江沢養樹の子。榛斎の養子。馬場佐十郎らに蘭学を学び、化学・植物学・薬学に通じた。著「舎密開宗(セイミか...
うちだ‐いつみ【内田五観】
[1805〜1882]幕末・明治初期の数学者。江戸の人。通称、恭。日下誠(くさかまこと)・高野長英に数学・蘭学を学ぶ。明治政府に仕えて太陽暦の採用に貢献。著「古今算鑑」など。
うちだ‐ぎんぞう【内田銀蔵】
[1872〜1919]経済史学者。東京の生まれ。京大教授。日本経済史研究の開拓者。日本史研究の近代的学風を確立。著「日本近世史」「経済史」など。
うちだ‐せいのすけ【内田清之助】
[1884〜1975]鳥類学者。東京の生まれ。農林技師として日本の野鳥保護行政に尽力し、「鳥の博士」として知られた。著「日本鳥類図説」「鳥学講話」など。
うちだ‐ろあん【内田魯庵】
[1868〜1929]文学者。東京の生まれ。本名、貢。別号、不知庵。「罪と罰」「復活」などのロシア文学を翻訳・紹介。社会小説も連作。小説「くれの廿八日」、短編小説集「社会百面相」、文壇回顧録「思...
うちむら‐ゆうし【内村祐之】
[1897〜1980]精神医学者。東京の生まれ。鑑三の長男。昭和11年(1936)東京帝大教授となり、松沢病院長を兼任。のち国立精神衛生研究所長。また、学生時代は投手として活躍しており、同37年...