ウッドワード【Robert Burns Woodward】
[1917〜1979]米国の有機化学者。ハーバード大教授。ペニシリン、ストリキニーネ、フグ毒のテトロドトキシンなど、多くの天然物質の構造を決定し、キニーネ、クロロフィル、ビタミンB12などの化学...
うつのみや‐とんあん【宇都宮遯庵】
[1633〜1707]江戸前期の儒学者。周防(すおう)の人。名は由的。松永尺五(まつながせきご)に師事、経書の標注書を多く著し、儒学振興に寄与。著書「日本古今人物史」で幕府のとがめを受けた。
うつみ‐こうぞう【内海弘蔵】
[1872〜1935]国文学者・歌人。神奈川の生まれ。落合直文の結成した浅香(あさか)社に入り、短歌の改革運動に参加する。のち明大の教授となり国文学者として活躍するかたわら同大野球部を創設。東京...
うながみ‐ずいおう【海上随鴎】
江戸後期の蘭学者稲村三伯(いなむらさんぱく)の号。
うの‐えんくう【宇野円空】
[1885〜1949]宗教学者・民族学者。京都の生まれ。東大教授。宗教民族学に貢献。学位論文「マライシアに於ける稲米儀礼」で恩賜賞を受賞。他に「宗教民族学」「宗教の史実と理論」など。
うの‐こうぞう【宇野弘蔵】
[1897〜1977]経済学者。岡山の生まれ。東大教授。マルクス経済学を原理論・段階論・現状分析の三段階論で再構築した。著「経済原論」「経済学方法論」など。
うの‐てつと【宇野哲人】
[1875〜1974]中国哲学者。熊本の生まれ。東大教授。中国・ドイツに留学。中国哲学・中国哲学史の発展に貢献した。著「支那哲学の研究」「支那哲学史講話」など。
うの‐めいか【宇野明霞】
[1698〜1745] 江戸中期の儒学者。京都の人。字(あざな)は士新。通称は三平。荻生徂徠の学問を学び、京都で初めて徂徠学を講じたが、後に離反。著作に「論語考」「明霞先生遺稿」など。
ウマル‐ハイヤーム【‘Umar Khayyāmī】
[1048〜1131]イラン系の天文学者・数学者・詩人。四行詩集「ルバイヤート」の作者。二次方程式の解法を研究、ペルシア暦改良に従事。オマル=ハイヤーム。
うめ‐けんじろう【梅謙次郎】
[1860〜1910]法学者。島根の生まれ。現行民法・商法の起草にあたった。法政大学を創立。著「民法要義」「商法義解」など。