エバンズ【Arthur John Evans】
[1851〜1941]英国の考古学者。クレタ島にあるクノッソスの宮殿遺跡を発掘、クレタ文明の研究に功績をあげた。
エピクテトス【Epiktētos】
[55ころ〜135ころ]ストア学派の哲学者。奴隷であったが、のちに解放された。理性的な意志の力によって不動の心境(アパテイア)に達すべきことを説いた。死後に弟子が講義集録「綱要」などをまとめた。
エピクロス【Epikūros】
[前341ころ〜前270ころ]古代ギリシャの哲学者。エピクロス学派の祖。人生の目的は精神的快楽にあるとし、心境の平静(アタラクシア)を求めた。
エマソン【Ralph Waldo Emerson】
[1803〜1882]米国の詩人・思想家。神性を宿す自然の一部としての人間は、自然に従って生きるべきであるとする超越主義の代表者で、初期アメリカ哲学の確立者。著「自然論」「神学部講演」「アメリカ...
えむら‐ほっかい【江村北海】
[1713〜1788]江戸中期の儒学者・漢詩人。名は綬。播磨(はりま)の人。宮津藩に仕えたが、のち退任し、京都に住み、漢詩文の普及に尽くした。著「日本詩史」「日本詩選」など。
エラスムス【Desiderius Erasmus】
[1466ころ〜1536]オランダの人文学者。人文主義的立場から宗教改革の精神に同調したが、ルターの教皇・教会批判には反対した。ギリシャ語新約聖書の印刷校訂本を初めて出版。著「愚神礼讃」「自由意...
エラトステネス【Eratosthenēs】
[前272ころ〜前192ころ]ギリシャの学者。アレクサンドリア文庫の管理者。文学・数学・天文学・地理学・哲学にすぐれ、「五種競技選手」ともよばれた。主著「地理学」。
エリアーデ【Mircea Eliade】
[1907〜1986]ルーマニア生まれの宗教史学者・文学者。インドに留学し、ヨーガを研究。第二次大戦後はシカゴ大学教授。神話・象徴・儀礼を通じて幅広く世界の宗教思想を研究。著「永遠回帰の神話」「...
エリウゲナ【Johannes Scotus Eriugena】
[810ころ〜877ころ]アイルランド生まれの神学者・哲学者。スコラ学の先駆者。新プラトン学派の流れをくみ、中世神秘主義に影響を与えた。著「予定論」「自然区分論」。
エルステッド【Hans Christian Oersted】
[1777〜1851]デンマークの物理学者。電流の磁気作用を発見し、電磁気学の基礎を確立した。