ジンメル【Georg Simmel】
[1858〜1918]ドイツの哲学者・社会学者。カント的認識論から出発し、ニーチェらの影響を受けて「生の哲学」の一段階を開いた。著「歴史哲学の諸問題」「貨幣の哲学」など。
ティリヒ【Paul Tillich】
[1886〜1965]ドイツ生まれの米国の神学者・哲学者。キリスト教的社会主義運動の指導者として活動、ナチス政権誕生とともに渡米・帰化し、信仰的実在論を展開した。著「組織神学」など。
ティンバーゲン【Tinbergen】
(Jan 〜)[1903〜1994]オランダの経済学者。景気循環に関する計量経済学的研究によって名声を博し、第二次大戦後は科学的経済政策論や発展計画論の分野に業績がある。1969年ノーベル経済...
てい‐しんたく【鄭振鐸】
[1898〜1958]中国の文人・文学研究者。浙江省永嘉県の人。筆名は西諦など。瞿秋白(くしゅうはく)らと「新社会」を創刊し、のち文学研究会結成に尽力。著「挿図本中国文学史」「中国俗文学史」など...
デカルト【René Descartes】
[1596〜1650]フランスの哲学者・数学者。近世哲学の父とされる。方法的懐疑によってすべてを疑うが、疑っている自己の存在を真理と認め、「我思う、故に我あり」の命題によって哲学の第一原理を確立...
デバイ【Peter Joseph Wilhelm Debye】
[1884〜1966]米国の化学者・物理学者。オランダ生まれ。固体の比熱、粉末試料のX線回折、強電解質溶液や有極性分子の研究で有名。1936年、ノーベル化学賞受賞。著「分子分極」。
デュボア【Eugène Dubois】
[1858〜1940]オランダの解剖学者・人類学者。軍医としておもむいたジャワ島で1891年に人類化石を発見し、1894年にピテカントロプス‐エレクトゥスと命名。
とだ‐じょうせい【戸田城聖】
[1900〜1958]宗教家。石川の生まれ。本名は甚一。牧口常三郎とともに創価教育学会を設立。第二次大戦後、同会を創価学会として再建し、第2代会長となる。折伏(しゃくぶく)による布教を推進し、ま...
ともの‐かしゅう【友野霞舟】
[1791〜1849]江戸後期の漢詩人。江戸の人。昌平坂(しょうへいざか)学問所教授、甲府徽典館(きてんかん)学頭。字(あざな)は子玉。霞舟は号。野村篁園(こうえん)に学び、昌平坂学問所の関係者...
ナトルプ【Paul Natorp】
[1854〜1924]ドイツの哲学者・教育学者。コーエンとともにマールブルク学派の代表者。存在の認識を基礎づける一般論理学を展開。意志の陶冶を重視する社会的教育学を提唱した。著「精密科学の論理的...