クールノー【Antoine Augustin Cournot】
[1801〜1877]フランスの数学者・経済学者。数理経済学の創始者。経済学に限界概念と数学的分析法を導入。著「富の理論の数学的原理に関する研究」など。
ケトレ【Lambert Adolphe Jacques Quételet】
[1796〜1874]ベルギーの統計学者・天文学者。社会現象に自然科学の計量方法を適用、近代統計学の祖となった。著「人類およびその精神の発展について」など。
ケンドルー【John Cowdery Kendrew】
[1917〜1997]英国の化学者・生物学者。結晶たんぱく質のX線解析により、たんぱく質の分子構造を明らかにした。1962年、ペルツとともにノーベル化学賞受賞。ケンドリュー。
ゲーデル【Kurt Gödel】
[1906〜1978]米国の数学者・論理学者。オーストリアに生まれるが、ナチスに追われ渡米。記号論理学・数理哲学・集合論などに多大な業績を残した。特に、不完全性定理の証明は数学界に大きな影響を及...
こがねい‐よしきよ【小金井良精】
[1859〜1944]解剖学者・人類学者。新潟の生まれ。東大教授。日本の石器時代人やアイヌ人の骨格を研究、また近代解剖学の分野を開拓した。
こ‐けんせい【顧憲成】
[1550〜1612]中国、明の政治家・学者。無錫(むしゃく)(江蘇省)の人。字(あざな)は叔時。神宗に仕えたが、免官され帰郷。弟の允成(いんせい)・高攀竜(こうはんりゅう)とともに東林書院を復...
こまい‐たく【駒井卓】
[1886〜1972]動物学者・遺伝学者。兵庫の生まれ。欧米に留学。T=H=モルガンに師事し、ショウジョウバエの遺伝を研究。日本での進化遺伝学・人類遺伝学の先駆者となった。
コリオリ【Gaspard Gustave de Coriolis】
[1792〜1843]フランスの物理学者・工学者。力学理論を機械の運動に応用し、仕事という概念を提唱。回転座標系で現れるコリオリの力を発見。著「機械の効果の計算について」など。
コント【Auguste Comte】
[1798〜1857]フランスの哲学者・社会学者。人間の知的発展は、神学的・形而上学的・実証的の三段階をたどるものとし、社会学の体系を樹立した。のち、宗教に傾き、人類教を唱えた。著「実証哲学講義...
シュライエルマッハー【Friedrich Ernst Daniel Schleiermacher】
[1768〜1834]ドイツの神学者・哲学者。19世紀におけるプロテスタント神学の第一人者とされる。宗教を哲学と道徳から区別して宇宙の直観と感情の領域とみなし、その本質は無限者に対する絶対依存の...