セビニェ【Marie de Rabutin-Chantal, marquise de Sévigné】
[1626〜1696]フランスの女流作家。通称、セビニェ夫人。夫は侯爵で、若くして未亡人となったが、結婚した娘にあてて書いた1500通に及ぶ手紙は、書簡文学の傑作とされる。
セフェリス【Giorgos Seferis】
[1900〜1971]ギリシャの詩人・外交官。ギリシャの古典や神話を題材とし、象徴的作風を示した。1963年、ノーベル文学賞受賞。作「分岐点」「練習帳」など。
セミョーノフ【Nikolay Nikolaevich Semyonov】
[1896〜1986]ソ連の物理化学者。気体反応のメカニズムを研究し、爆発現象における連鎖反応を解明した。1956年、ノーベル化学賞受賞。
ゼノン【Zēnōn】
[前335ころ〜前263ころ]古代ギリシャの哲学者。ストア学派の祖。道徳を唯一の善とし、それに基づく自足を理想とする実践哲学を主張。キプロスのゼノン。
そ‐しん【蘇秦】
中国、戦国時代の縦横家。洛陽(らくよう)(河南省)の人。字(あざな)は季子。鬼谷子に学び、遊説家として活躍。秦に対抗して燕(えん)・趙(ちょう)・韓・魏・斉・楚(そ)に合従(がっしょう)策を説い...
そ‐てつ【蘇轍】
[1039〜1112]中国、北宋の政治家・文学者。眉山(びざん)(四川省)の人。字(あざな)は子由。号は潁浜遺老(えいひんいろう)。唐宋八家の一人。父蘇洵(そじゅん)・兄蘇軾(そしょく)と合わせ...
たかしま‐しゅうはん【高島秋帆】
[1798〜1866]江戸後期の兵学者・砲術家。日本近代砲術の祖。長崎の人。名は舜臣(きみおみ)。通称、四郎太夫。オランダ人に蘭学・兵学・砲術を学び、高島流を創始。ペリー来航を機に講武所砲術指南...
たかしま‐べいほう【高島米峰】
[1875〜1949]宗教家・評論家。新潟の生まれ。仏教清徒同志会(のちの新仏教同志会)を組織、仏教界の革新に努め、また廃娼運動などにも活躍。のち東洋大学学長。著「般若心経講話」「一休和尚伝」など。
たかすぎ‐しんさく【高杉晋作】
[1839〜1867]江戸末期の勤王家。長門(ながと)の人。号、東行(とうぎょう)。長州藩に仕え、松下村塾に学び、奇兵隊を組織した。四国艦隊下関砲撃事件には正使として和議を結び、のち藩論を討幕...
たかはし‐よしとき【高橋至時】
[1764〜1804]江戸中期の天文学者。大坂の人。号、東岡。通称、作左衛門。麻田剛立(あさだごうりゅう)に師事。幕府天文方として寛政の改暦事業に成功。編訳「ラランデ暦書管見」。