あすかい‐まさよ【飛鳥井雅世】
[1390〜1452]室町中期の歌人。新続古今和歌集の撰者。著書に「富士紀行」がある。
いく‐たつふ【郁達夫】
[1896〜1945]中国の小説家。浙江(せっこう)省富陽の生まれ。東大留学中に郭沫若(かくまつじゃく)らと創造社を結成。「沈淪(ちんりん)」は中国初の口語小説集。他に「過去」など。第二次大戦終...
いしぐろ‐むねまろ【石黒宗麿】
[1893〜1968]陶芸家。富山の生まれ。号、栩庵(くあん)。京都八瀬(やせ)で作陶。東洋の古陶磁を研究し、木の葉天目釉(てんもくゆう)を再現。鉄釉陶器の技法で人間国宝に認定される。
いたみ‐まんさく【伊丹万作】
[1900〜1946]映画監督・脚本家。愛媛の生まれ。皮肉と諧謔(かいぎゃく)に富んだ作風で、時代劇に近代的感覚をもたらした。代表作は「国士無双」「赤西蠣太」など。脚本に「無法松の一生」。
いちかわ‐かんさい【市河寛斎】
[1749〜1820]江戸後期の儒学者・漢詩人。上野(こうずけ)の人。名は世寧、字(あざな)は子静。昌平坂学問所に学び、富山藩校教授となった。著「日本詩紀」「全唐詩逸」など。
い‐とん【猗頓】
中国、春秋時代の大富豪。魯(ろ)の人。牛・羊を飼育し、製塩業を興して財を成したといわれる。生没年未詳。→陶朱(とうしゅ)猗頓の富
いぬい‐とみこ
[1924〜2002]児童文学作家。東京の生まれ。本名、乾富子。岩波少年文庫の編集のかたわら創作活動に従事。「うみねこの空」で昭和40年度(1965)野間児童文芸賞受賞。他に「ツグミ」「ながいな...
うえむら‐まさひさ【植村正久】
[1858〜1925]プロテスタント牧師・神学者・評論家。東京の生まれ。富士見町教会・東京神学社を創立し、牧師の育成と神学研究に尽力した。「福音新報」を創刊。正統派福音主義神学の中心的指導者。著...
おう‐たく【王鐸】
[1592〜1652]中国、明(みん)末清(しん)初の書家・画家。字(あざな)は覚斯(かくし)。明・清の2朝に仕えた。自由奔放で感情に富んだ書と、簡素で平明な山水画で知られる。
おう‐もう【王猛】
[325〜375]中国、五胡十六国時代の前秦の政治家。寿光(山東省)の人。字(あざな)は景略。苻堅(ふけん)に仕え、前秦の富国強兵に努力した。桓温(かんおん)の訪問を受けたとき、衣服のシラミをと...