おがさわら‐さだより【小笠原貞頼】
安土桃山時代初期の武士。信濃の人。小笠原諸島の発見・命名者と伝えられるが、実在の確証はない。生没年未詳。
おがさわら‐ながきよ【小笠原長清】
[1162〜1242]鎌倉前期の武将。阿波の守護。小笠原氏の祖。源頼朝の挙兵に加わり、源義仲を討伐。奥州藤原氏の征討、承久の乱に功績があった。
おがさわら‐ながとき【小笠原長時】
[1514〜1583]戦国時代の武将。信濃の守護。天文17年(1548)塩尻峠の戦いで武田信玄に大敗し、のち流浪して没落。
おがさわら‐ながひで【小笠原長秀】
[?〜1424]室町中期の武将。信濃の守護。礼式や騎射の法に通じ、足利義満の弓馬術の師範となった。義満の命により武家の礼法を定めたと伝えられる。
こいと‐げんたろう【小絲源太郎】
[1887〜1978]洋画家。東京の生まれ。文展・帝展・日展で活躍。光風会会員。風景画で知られる。文化勲章受章。
こ‐ざつま【小薩摩】
江戸浄瑠璃の太夫、2世薩摩次郎右衛門のこと。その父、薩摩浄雲を大薩摩とよんだのに対していう。 「小薩摩節」の略。
ことう‐ぶんじろう【小藤文次郎】
[1856〜1935]地質学者。島根の生まれ。東京帝大教授。ドイツに留学。日本岩石学・火山学・地震地質学・東亜地質学の分野で開拓者となった。
こにし‐ゆきなが【小西行長】
[?〜1600]安土桃山時代の武将。和泉(いずみ)の人。通称弥九郎。受洗名アグスチン。堺の豪商の子。豊臣秀吉に仕え、文禄の役・慶長の役に活躍。秀吉の死後、石田三成らと行動をともにし、関ヶ原の戦い...
こにし‐らいざん【小西来山】
[1654〜1716]江戸前期の俳人。大坂の人。通称伊右衛門。別号、十万堂・湛々翁(たんたんおう)など。西山宗因の直門となり談林風の句を作ったが、のち蕉風に近い句境を示した。句文集「今宮草」「津...
こむらさき【小紫】
江戸初期の江戸吉原三浦屋の遊女。刑死した愛人、平井(白井)権八のあとを追って自殺。浄瑠璃や歌舞伎などに脚色。生没年未詳。→白井権八