あぶつ‐に【阿仏尼】
[?〜1283]鎌倉中期の女流歌人。平度繁(たいらののりしげ)の養女。出家して阿仏尼、また北林禅尼とも。安嘉門院に仕え、安嘉門院四条ともいった。のち、藤原為家(ふじわらのためいえ)の後妻となり、...
えしん‐に【恵信尼】
[1182〜1268?]親鸞(しんらん)の妻。越後の豪族三善為則の娘という。親鸞の越後配流のときに結ばれ、信蓮房らを産んだ。消息10通が現存。
かくしん‐に【覚信尼】
[1224〜1283]鎌倉中期の浄土真宗の尼僧。親鸞(しんらん)の娘。母は恵信尼。父親鸞の没後、京都大谷の地に廟堂を建て、本願寺の基礎を築いた。
ぜんしん‐に【善信尼】
日本最初の尼僧。司馬達等(しばたつと)の娘。俗名、嶋(しま)。敏達天皇13年(584)恵便(えびん)のもとで出家、のち百済に渡って具足戒を受け、帰国後は大和の桜井寺に住して尼や僧に戒を授けた。生...
ちげつ‐に【智月尼】
[?〜1708ころ]江戸前期の俳人。山城の人。大津の川井佐左衛門の妻。夫に死別後、尼になる。息子の乙州(おとくに)とともに蕉門に学んだ。
ちゅうじ【仲尼】
孔子の字(あざな)。
にい‐の‐あま【二位尼】
⇒平時子(たいらのときこ)
のむら‐ぼうとうに【野村望東尼】
[1806〜1867]江戸末期の歌人。名はもと。号、招月・向陵。福岡藩士野村貞貫の後妻。夫の死後、剃髪(ていはつ)して望東尼と称した。和歌を大隈言道に師事。勤王の志厚く、高杉晋作らと親交があった...
ほうきん‐に【法均尼】
和気広虫(わけのひろむし)の法名。
れんげつ‐に【蓮月尼】
⇒大田垣蓮月(おおたがきれんげつ)