いなはた‐ていこ【稲畑汀子】
[1931〜2022]俳人。神奈川の生まれ。旧姓、高浜。高浜虚子の孫。父、高浜年尾の没後、俳誌「ホトトギス」主宰。昭和62年(1987)日本伝統俳句協会を設立し、会長となる。句集に「汀子句集」「...
すぎおか‐かそん【杉岡華邨】
[1913〜2012]書家。奈良の生まれ。本名、正美(まさみ)。辻本史邑(つじもとしゆう)・尾上柴舟(おのえさいしゅう)らに師事。現代かな書きの第一人者として活躍した。平成12年(2000)文化...
たかはま‐としお【高浜年尾】
[1900〜1979]俳人。東京の生まれ。虚子の長男。稲畑汀子の父。虚子から俳誌「ホトトギス」を継承して主宰。著作に「年尾句集」「俳諧手引」など。
はやし‐ひかる【林光】
[1931〜2012]作曲家。東京の生まれ。尾高尚忠に師事。「オペラシアターこんにゃく座」の芸術監督をつとめ、日本語オペラの発展に寄与した。新藤兼人監督の作品を中心に、映画音楽の世界でも活躍。代...
やまうち‐かずとよ【山内一豊】
[1546〜1605]安土桃山時代の武将。尾張の人。織田信長・豊臣秀吉に仕えたが、関ヶ原の戦いで徳川家康につき、土佐20万石に封ぜられた。信長の馬揃えの際、妻が貯えの金で名馬を買わせたという内助...
やまだ‐びみょう【山田美妙】
[1868〜1910]小説家・詩人・評論家。東京の生まれ。本名、武太郎。尾崎紅葉らと硯友社を結成し、「我楽多文庫(がらくたぶんこ)」を編集。小説「武蔵野」「胡蝶」「夏木立」などにより、言文一致体...
よしざわ‐けんぎょう【吉沢検校】
[1808?〜1872]江戸末期の箏曲(そうきょく)家。2世。尾張の人。幕末期の復古的な精神を反映した純箏曲を作曲し、新しい調弦法を工夫した。作品に「千鳥の曲」「春の曲」「夏の曲」などの古今組(...
りょうにん【良忍】
[1072〜1132]平安後期の僧。融通念仏宗の開祖。尾張の人。勅諡(ちょくし)号、聖応大師。比叡山の常行三昧堂に入り不断念仏を修め、のち大原に引退。融通念仏宗を開き、諸国を勧進し、摂津に大念仏...
れいげん‐てんのう【霊元天皇】
[1654〜1732]第112代天皇。在位1663〜1687。後水尾天皇の皇子。名は識仁(さとひと)。
わかやま‐ぼくすい【若山牧水】
[1885〜1928]歌人。宮崎の生まれ。本名、繁。尾上柴舟(おのえさいしゅう)に師事。前田夕暮とともに自然主義歌人として一時代を画した。旅と酒の歌が多い。歌誌「創作」を主宰。歌集「海の声」「別...