たなか‐こうたろう【田中耕太郎】
[1890〜1974]法学者。鹿児島の生まれ。東大教授。商法・法哲学に業績を残した。第二次大戦後は、文相・最高裁判所長官・国際司法裁判所判事などを歴任。文化勲章受章。著「世界法の理論」など。
たわら‐くにいち【俵国一】
[1872〜1958]金属学者。島根の生まれ。ドイツに留学後、日本の金属組織学を確立。また、砂鉄精練法などの技術史的研究でも活躍。文化勲章受章。
たんげ‐けんぞう【丹下健三】
[1913〜2005]建築家。大阪の生まれ。第二次大戦後の日本建築界の代表者の一人。広島平和記念資料館・国立代々木競技場体育館・東京都庁舎などを設計。文化勲章受章。
たん‐たいぎ【炭太祇】
[1709〜1771]江戸中期の俳人。江戸の人。40歳を過ぎてから京都の大徳寺の僧となり、のち島原遊郭に不夜庵を結び、与謝蕪村(よさぶそん)らと俳諧三昧(ざんまい)の生活を送る。句集「太祇句選」など。
とうごう‐しげのり【東郷茂徳】
[1882〜1950]外交官。鹿児島の生まれ。東条内閣の外相兼拓務相、鈴木内閣の外相兼大東亜相として、太平洋戦争の開戦と終戦をめぐる外交交渉にあたった。敗戦後、A級戦犯として禁錮20年の判決を受...
とうごう‐へいはちろう【東郷平八郎】
[1848〜1934]軍人。海軍大将・元帥。鹿児島の生まれ。日露戦争では連合艦隊司令長官となり、日本海海戦でバルチック艦隊を全滅させた。のち、軍令部長・東宮御学問所総裁を歴任。
なかじま‐ちくへい【中島知久平】
[1884〜1949]実業家・政治家。群馬の生まれ。海軍の飛行機工場長を経て、中島飛行機会社を創設。のち政界に進出し、鉄道相・政友会総裁・軍需相などを歴任。
なかだ‐かおる【中田薫】
[1877〜1967]法制史学者。鹿児島の生まれ。東大教授。比較法制史を研究して、日本法制史学を確立。文化勲章受章。著「法制史論集」など。
ながさわ‐ろせつ【長沢蘆雪】
[1754〜1799]江戸中期の画家。山城の人。名は政勝、または魚(ぎょ)。字(あざな)は氷計。円山応挙(まるやまおうきょ)の門下。奇抜な構図と奔放な筆致で障壁画を多く残した。作、厳島神社の絵馬...
なんば‐としぞう【難波利三】
[1936〜 ]小説家。島根の生まれ。大阪の庶民生活を題材にした大衆小説で直木賞候補の常連となり、6度目の「てんのじ村」で受賞。他に「地虫」「雑魚(ざこ)の棲(す)む路地」「イルティッシュ号の来...