たんけい【湛慶】
[1173〜1256]鎌倉時代の仏師。運慶の長男。法印にのぼる。父没後は慶派を主宰。代表作に三十三間堂の千手観音坐像などがある。
たんねん【湛然】
[711〜782]中国、唐の僧。天台宗中興の祖。常州晋陵(江蘇省)の人。荊渓(けいけい)尊者・妙楽大師ともよばれる。智顗(ちぎ)の著述の研究と普及に努めた。著「法華玄義釈籤」「止観大意」など。
たんば‐の‐やすより【丹波康頼】
[912〜995]平安中期の医師。丹波の人。丹波宿禰(すくね)の姓を賜った。隋・唐の医学を集大成した「医心方(いしんぽう)」を完成。
だん‐ぎょくさい【段玉裁】
[1735〜1815]中国、清の考証学者。金壇(江蘇省)の人。字(あざな)は若膺(じゃくよう)。号、懋堂(もどう)。戴震(たいしん)に師事、文字訓詁の学に長じ、「説文解字注」「六書音韵(りくしょ...
ちうん【智蘊】
[?〜1448]室町中期の連歌師。本名、蜷川新右衛門親当(にながわしんえもんちかまさ)。足利義教に仕え、和歌を正徹(しょうてつ)に学んだ。著「親当句集」。
チェ‐ギュハ【崔圭夏】
[1919〜2006]韓国の政治家。第10代大統領。江原道出身。1941年、東京高等師範学校卒業。戦後、外交官僚として活躍。1976年国務総理となり、1979年朴大統領暗殺により大統領に就任。翌...
チェルニー【Karl Czerny】
[1791〜1857]オーストリアのピアノ奏者・教育家・作曲家。ベートーベン・クレメンティらに師事。ピアノのための練習曲を多数作曲し、その教則本は今日でも広く用いられる。ツェルニー。
ちごん【智儼】
[602〜668]中国、唐の僧。華厳宗の第二祖。12歳で杜順(とじゅん)について出家、智正に華厳学を学び、華厳の宣布に努めた。著「華厳経捜玄記」「孔目章」など。至相大師。雲華尊者。
ちば‐しゅうさく【千葉周作】
[1794〜1856]江戸後期の剣客。北辰一刀流の祖。陸奥(むつ)の人。字(あざな)は成政。道場玄武館を品川(後年お玉ヶ池へ移転)に開いた。のち、水戸藩弘道館師範。
ちば‐じへい【千葉治平】
[1921〜1991]小説家。秋田の生まれ。本姓、堀川。伊藤永之介に師事し、農村に題材をとった小説を執筆した。「虜愁記(りょしゅうき)」で直木賞受賞。他に「馬市果てて」「八郎潟」「アンデスの花」など。