とも‐の‐よしお【伴善男】
[809〜868]平安初期の廷臣。大納言となって権勢を振るったが、貞観8年(866)応天門炎上の犯人とされて伊豆に流された。絵巻物「伴大納言絵詞(ばんだいなごんえことば)」の主人公として有名。伴...
ともの‐ろう【伴野朗】
[1936〜2004]小説家。愛媛の生まれ。朝日新聞に入社、サイゴン支局長・上海支局長を歴任。勤務のかたわら執筆した「五十万年の死角」で江戸川乱歩賞、「傷ついた野獣」で日本推理作家協会賞受賞。他...
と‐ゆう【杜佑】
[735〜812]中国、唐の政治家・学者。京兆・万年(陝西(せんせい)省)の人。徳宗・憲宗に仕えて、重要官職を歴任した。著「通典(つてん)」など。
とよとみ‐ひでつぐ【豊臣秀次】
[1568〜1595]安土桃山時代の武将。秀吉の甥(おい)。天正19年(1591)秀吉の養子となり、ついで関白となった。秀頼誕生後は秀吉の寵を失い、高野山に追放されて、自殺を命ぜられた。秀吉との...
とよとみ‐ひでよし【豊臣秀吉】
[1536〜1598]安土桃山時代の武将。尾張の人。幼名、日吉丸。初名、木下藤吉郎。織田信長に仕え、戦功をたて、羽柴秀吉と名のった。信長の死後、明智光秀・柴田勝家を討ち、ついで四国・九州・関東・...
とらや‐げんだゆう【虎屋源太夫】
江戸前期の古浄瑠璃の太夫。江戸の人。薩摩浄雲(さつまじょううん)の門人。金平(きんぴら)浄瑠璃風の硬派の語り手として有名。上方の浄瑠璃にも影響を与えた。生没年未詳。
なおえ‐かねつぐ【直江兼続】
[1560〜1620]安土桃山時代の武将。越後の人。山城守と称す。上杉謙信・景勝に仕え、名家老として知られた。慶長12年(1607)、活字によって刊行した「文選(もんぜん)」61巻は直江版として...
なかい‐りけん【中井履軒】
[1732〜1817]江戸中期の儒学者。大坂の人。名は積徳。甃庵(しゅうあん)の次男。兄竹山とともに五井蘭洲に学び、折衷主義的で自由な学風を樹立した。著「七経逢原」「年成録」など。
なかむら‐まさのり【中村正䡄】
[1928〜2020]小説家。満州の生まれ。航空会社勤務により長い海外生活を経験し、それを生かした国際小説を執筆した。「元首の謀叛(ぼうはん)」で直木賞受賞。その後は勤務に専念したが、定年退職後...
ながい‐なおむね【永井尚志】
[1816〜1891]幕末期の幕臣、維新期の官吏。三河奥殿藩主松平乗尹(まつだいらのりただ)の子。名は「なおゆき」とも。旗本永井尚徳の養子となり、長崎海軍伝習所総督、初代外国奉行、初代軍艦奉行を...