タンギー【Yves Tanguy】
[1900〜1955]フランス生まれの画家。のち米国に帰化。茫洋(ぼうよう)とした無限空間に有機的形態の奇妙な物質を配した、非現実的な独自の画風で、シュールレアリスムの代表的画家の一人となった。
ちぎ【智顗】
[538〜597]中国、隋の僧。天台宗の第三祖であるが、実質的には開祖。華容(湖南省)の人。姓は陳。字(あざな)は徳安。初め慧思(えし)に師事。天台山にこもって、法華経の精神と竜樹の教学を中国独...
ちば‐かめお【千葉亀雄】
[1878〜1935]評論家。山形の生まれ。「国民新聞」「読売新聞」などの記者となり、大正期の文学運動を推進した。著「新感覚派の誕生」など。
デュレンマット【Friedrich Dürrenmatt】
[1921〜1990]スイスの劇作家。大胆な形式の風刺喜劇を書き、小説家としても活躍。作「ミシシッピー氏の結婚」「貴婦人故郷に帰る」「物理学者たち」など。
ド‐フリース【Hugo de Vries】
[1848〜1935]オランダの植物学者。原形質分離法により細胞の浸透圧を測定。オオマツヨイグサの雑種の研究から、進化の突然変異説を唱えた。
ハイドン【Franz Joseph Haydn】
[1732〜1809]オーストリアの作曲家。モーツァルトと並ぶ18世紀後期古典派音楽の代表者で、ソナタ・弦楽四重奏曲・交響曲などの形式を確立した。作品に、104曲の交響曲のほか弦楽四重奏曲「皇帝...
はしもと‐へいはち【橋本平八】
[1897〜1935]彫刻家。三重の生まれ。日本美術院同人。佐藤朝山に師事。木彫を得意とし、独創的な作品を制作。代表作に「裸形少年像」「牛」「花園に遊ぶ天女」など。
バウムガルテン【Alexander Gottlieb Baumgarten】
[1714〜1762]ドイツの哲学者。ライプニッツ‐ウォルフ学派に属する。感性的認識の学を哲学の一部門として樹立し、美学の創始者とされる。著「形而上学」「美学」など。
バナッハ【Stefan Banach】
[1892〜1945]ポーランドの数学者。関数解析学の創始者の一人で、バナッハ空間とよばれる抽象的な線形空間を定義した。著「線形作用素論」など。バーナハ。
パスパ【'Phags pa】
[1235?〜1280]チベット仏教のサキャ派の法主。元の世祖フビライの国師となった。パスパ文字(蒙古新字・方形文字とも称される)の創造者。 [補説]「八思巴」とも書く。