かがわ‐とよひこ【賀川豊彦】
[1888〜1960]キリスト教伝道者・社会運動家。兵庫の生まれ。神戸市北本町の貧民街で伝道を開始。労働争議・農民運動・協同組合運動を指導。著「死線を越えて」など。
かくげん【覚彦】
⇒浄厳(じょうごん)
こだいら‐くにひこ【小平邦彦】
[1915〜1997]数学者。東京の生まれ。米国に留学滞在し、調和積分論の研究などで有名。文化勲章受章。
しぶさわ‐たつひこ【渋沢竜彦】
[1928〜1987]仏文学者・小説家・評論家。東京の生まれ。本名、竜雄。サドやコクトーなどフランス文学の翻訳、研究のほか、評論・小説などに活躍。「唐草物語」で泉鏡花文学賞、「高丘親王航海記」で...
しまき‐あかひこ【島木赤彦】
[1876〜1926]歌人。長野の生まれ。本名、久保田俊彦。伊藤左千夫に師事し、「アララギ」を編集。初め万葉風と写生とを強調、のち東洋的な象徴主義を目ざした。歌集「氷魚(ひお)」「太虗(たいきょ...
たみや‐とらひこ【田宮虎彦】
[1911〜1988]小説家。東京の生まれ。庶民的なヒューマニズムに貫かれた多くの作品を書いた。作「足摺岬」「落城」「絵本」など。
はしだ‐くにひこ【橋田邦彦】
[1882〜1945]生理学者・教育行政家。鳥取の生まれ。東大教授。生物電気を研究。近衛・東条両内閣の文相を歴任し、第二次大戦後、戦犯の指名を受け自殺した。
ひがしくに‐なるひこ【東久邇稔彦】
[1887〜1990]軍人。旧皇族。京都の生まれ。第二次大戦終結直後、首相として皇族内閣を組織し終戦処理にあたった。→幣原喜重郎
りゅうてい‐たねひこ【柳亭種彦】
[1783〜1842]江戸後期の戯作者。江戸の人。本名、高屋知久(たかやともひさ)。通称、彦四郎。食禄二百俵の旗本。初め読本(よみほん)を発表。のち合巻(ごうかん)に転じ、「偐紫(にせむらさき)...
れんじょう‐みきひこ【連城三紀彦】
[1948〜2013]小説家。愛知の生まれ。本名、加藤甚吾(じんご)。ミステリーで作家生活をスタートするが、濃密な文体で男女関係の危うさを描いた恋愛小説でも人気を呼ぶ。「恋文」で直木賞受賞。他に...