すずき‐はるのぶ【鈴木春信】
[1725?〜1770]江戸中期の浮世絵師。江戸の人。本姓は穂積、通称、次郎兵衛。号、思古人。錦絵(にしきえ)の成立に中心的な役割を果たした。美人画を得意とし、遊里風俗や市井(しせい)の日常生活...
せん‐せん【銭選】
中国、宋末・元初の画家。呉興(浙江(せっこう)省)の人。字は舜挙(しゅんきょ)。号、玉潭(ぎょくたん)・霅川翁(とうせんおう)など。宋滅亡後、遺民画家として北宋院体画風の復興をめざした。山水・花...
ぞうろく【蔵六】
[1822〜1877]江戸末期から明治初期の陶工。京都の人。姓は真清水(ましみず)。五条坂に開窯。青磁・染め付けを得意とした。
たからい‐ばきん【宝井馬琴】
講談師。 (5世)[1903〜1985]愛知の生まれ。本名、大岩喜三郎。講談協会会長を務め、「寛永三馬術」「加賀騒動」などを得意とした。
(6世)[1935〜2015]静岡の生まれ。本名、山...
だんじゅうろう【団十郎】
⇒市川団十郎(いちかわだんじゅうろう)
《代々の市川団十郎が荒事を得意としたところから》荒っぽいこと。「—で出ましたと母くろう」〈柳多留・一七〉
チッコリーニ【Aldo Ciccolini】
[1925〜2015]フランスのピアニスト。イタリア出身で、ナポリ音楽院に学ぶ。サティやドビュッシーなどフランス近代音楽を得意とした。
つちや‐やすちか【土屋安親】
[1670〜1744]江戸中期の装剣金工家。出羽(でわ)の人。通称、弥五八。晩年、東雨と号す。江戸に出て奈良派の門に入る。特に鐔(つば)を得意とし、多様な技法による雅味豊かな作品を生んだ。奈良三...
つるや‐なんぼく【鶴屋南北】
歌舞伎狂言作者。3世までは俳優。 (4世)[1755〜1829]江戸の人。大(おお)南北ともいう。本名、伊之助または勝次郎。別号、姥尉輔(うばじょうすけ)。初世桜田治助に学んで桜田兵蔵と称し、...
デミル【Cecil Blount DeMille】
[1881〜1959]米国の映画監督・製作者。風俗劇やスペクタクル映画の大作を得意とした。代表作「大平原」「地上最大のショウ」「十戒」など。
とよたけ‐やましろのしょうじょう【豊竹山城少掾】
[1878〜1967]義太夫節の太夫。東京の生まれ。本名、金杉弥太郎。前名、古靭(こうつぼ)太夫。秩父宮家から山城少掾を受領。義太夫節の古格を守りつつ、近代的芸風を確立。「熊谷陣屋」「道明寺」な...