すずき‐ぼくし【鈴木牧之】
[1770〜1842]江戸後期の文人。越後の人。本名、儀三治。牧之は俳号。越後の雪を中心として記述した「北越雪譜」は著名。
すずき‐もさぶろう【鈴木茂三郎】
[1893〜1970]政治家。愛知の生まれ。新聞記者から無産運動に身を投じ、人民戦線事件で検挙された。第二次大戦後日本社会党の結成に参加。党内左派の中心となり、昭和35年(1960)まで党委員長...
スタンダール【Stendhal】
[1783〜1842]フランスの小説家。本名、マリー=アンリ=ベール(Marie Henri Beyle)。社会批判と心理描写にすぐれ、近代リアリズム小説の先駆者とされる。小説「赤と黒」「パルム...
スターン【Laurence Sterne】
[1713〜1768]英国の小説家・牧師。自由奔放な手法を用いて人間心理を精細に描いた。小説「トリストラム=シャンディ」、紀行文「センチメンタル‐ジャーニー」など。
スベドベリ【Theodor Svedberg】
[1884〜1971]スウェーデンの物理化学者。コロイド微粒子のブラウン運動を研究し、超遠心機を製作。たんぱく質の分子量を測定。1926年ノーベル化学賞受賞。
せい‐たいこう【西太后】
[1835〜1908]中国、清の咸豊(かんぽう)帝(文宗)の妃で、同治帝(穆宗)の生母。諡号(しごう)、孝欽(こうきん)。慈禧(じき)皇太后とよばれた。同治帝・光緒帝(徳宗)の摂政となって政治を...
せいらい‐ゆういち【青来有一】
[1958〜 ]小説家。長崎の生まれ。長崎市役所に勤務のかたわら創作活動を行い、現代の長崎を舞台にした「聖水」で芥川賞受賞。他に「ジェロニモの十字架」「爆心」など。
せき‐かく【石恪】
中国五代、後蜀(ごしょく)の画家。成都(四川省)の人。字(あざな)は子専。水墨による道釈画・人物画に長じ、奔放な筆致を特色とする。模本とされる「二祖調心図」が伝存。せっかく。生没年未詳。
たかしま‐べいほう【高島米峰】
[1875〜1949]宗教家・評論家。新潟の生まれ。仏教清徒同志会(のちの新仏教同志会)を組織、仏教界の革新に努め、また廃娼運動などにも活躍。のち東洋大学学長。著「般若心経講話」「一休和尚伝」など。
スペンサー【Herbert Spencer】
[1820〜1903]英国の哲学者・社会学者。進化論に基づき、宇宙・生物・心理・社会・道徳の諸現象を総合的に説明。また、認識の相対性を主張し、実在の本性は不可知であるとした。主著「総合哲学体系」。