せき‐かんさい【関寛斎】
[1830〜1913]幕末・明治期の蘭方医。上総(かずさ)の人。佐倉順天堂の蘭方医佐藤泰然に入門、長崎でポンペに学ぶ。のち、徳島藩医となり、戊辰戦争では官軍の奥羽出張病院頭取を勤め、晩年は北海道...
そうだ‐おさむ【宗田理】
[1928〜2024]小説家。東京の生まれ。昭和54年(1979)発表の「未知海域」が直木賞候補となり小説家デビュー。昭和60年(1985)刊の「ぼくらの七日間戦争」に始まる「ぼくら」シリーズは...
その‐あやこ【曽野綾子】
[1931〜 ]小説家。東京の生まれ。本名、三浦知寿子(ちずこ)。夫は作家三浦朱門(しゅもん)。各国を取材し、戦争・社会・宗教など幅広いテーマで執筆。作品に「遠来の客たち」「神の汚れた手」「天上...
ソールズベリ【Robert Arthur, 3rd Marquis of Salisbury】
[1830〜1903]英国の政治家。ディズレーリのあとを継いで保守党党首となり、1885年から1902年にかけて三度首相に就任。南ア戦争などの帝国主義政策を推進。
たちばな‐しゅうた【橘周太】
[1865〜1904]陸軍軍人。長崎の生まれ。日露戦争中、大隊長として首山堡の争奪戦で戦死。海軍の広瀬武夫中佐と並んで「軍神橘中佐」と称された。
たに‐かんじょう【谷干城】
[1837〜1911]軍人・政治家。陸軍中将。土佐藩士。名は「たてき」とも。戊辰(ぼしん)戦争に功を立て、西南戦争では熊本鎮台司令長官。のち、伊藤内閣の農商務相。
チャペック【Karel Čapek】
[1890〜1938]チェコの劇作家・小説家。科学技術と人間のエゴイズムとの結び付きによって生まれる人類の危機を風刺した作品で知られる。「ロボット」の語を初めて用いた戯曲「R・U・R」のほか、小...
ツキディデス【Thūkydidēs】
[前460ころ〜前400ころ]古代ギリシャの歴史家。アテネ出身。ペロポネソス戦争を記した「歴史」8巻(未完)は歴史記述の傑作とされる。トゥキディデス。ツキジデス。
つるた‐ともや【鶴田知也】
[1902〜1988]小説家。福岡の生まれ。雑誌「文芸戦線」に参加し、プロレタリア文学初期に活躍。アイヌ独立戦争の英雄伝「コシャマイン記」で芥川賞受賞。他に「メシュラム記」「ハッタラはわが故郷」など。
ツワイク【Arnold Zweig】
[1887〜1968]ドイツのユダヤ系小説家。第一次大戦に従軍した体験から「白人たちの大戦争」(「グリーシャ連作」)を生涯にわたり書き続けた。ナチスの台頭でパレスチナに亡命、のちドイツで活躍。ツ...