あおき‐まさひこ【青木昌彦】
[1938〜2015]経済学者。愛知の生まれ。東大在学中、マルクス経済学を専攻し共産主義者同盟の指導部として活動。姫岡玲治(ひめおかれいじ)の筆名も用いた。のち、近代経済学に転じ「比較制度分析」...
いとう‐きよし【伊藤清】
[1915〜2008]数学者。三重の生まれ。京大・学習院大教授。京大数理解析研究所所長を務めた。確率過程を研究。予測が難しい微粒子の動きを表す「伊藤の公式」とよばれる確率微分方程式は、金融工学に...
いわぶち‐えつたろう【岩淵悦太郎】
[1905〜1978]国語学者。福島の生まれ。国立国語研究所所長、国語学会代表理事、国語審議会委員などを務め、当用漢字表の改革などに貢献。著作に「国語史論集」など。
おおつか‐きんのすけ【大塚金之助】
[1892〜1977]経済学者。東京の生まれ。「日本資本主義発達史講座」の経済思想史を執筆。第二次大戦後、一橋大学経済研究所所長などを務めた。著「解放思想史の人々」など。
きたさと‐しばさぶろう【北里柴三郎】
[1853〜1931]細菌学者。熊本の生まれ。ドイツに留学、コッホのもとで研究し、破傷風菌の純粋培養に成功、さらに抗毒素を発見。帰国後ペスト菌を発見し、血清療法を研究。伝染病研究所所長を務めたが...
たかさき‐まさかぜ【高崎正風】
[1836〜1912]歌人。薩摩(さつま)の生まれ。桂園(けいえん)派の八田知紀(はったとものり)に師事。御歌所所長。著「進講筆記」「埋木廼花(うもれきのはな)」など。
たかの‐いわさぶろう【高野岩三郎】
[1871〜1949]統計学者・社会問題研究家。長崎の生まれ。房太郎の弟。大原社会問題研究所所長。第二次大戦後は、日本社会党顧問・日本放送協会会長。
とうはた‐せいいち【東畑精一】
[1899〜1983]農業経済学者。三重の生まれ。東大教授。日本の資本主義や農業問題を研究。第二次大戦後は農業総合研究所所長・アジア経済研究所所長などを歴任。文化勲章受章。著「日本農業の展開過程...
ニコル【Charles-Jean-Henri Nicolle】
[1866〜1936]フランスの細菌学者。チュニスのパスツール研究所所長。回帰熱・発疹(ほっしん)チフスなどの研究で有名。1928年ノーベル生理学医学賞受賞。著「伝染病の発生」など。
ワーゲマン【Ernst Wagemann】
[1884〜1956]ドイツの経済学者。1925年ベルリン景気研究所所長となり、資本主義経済機構における景気変動の必然性を説き、統計学的にその予測を行おうとした。著「貨幣理論」「景気変動論」など。