にしお‐みのる【西尾実】
[1889〜1979]国文学者・国語教育学者。長野の生まれ。国立国語研究所初代所長。中世文学の研究のほか、国語教育にも貢献した。著「中世的なものとその展開」など。
にしやま‐そういん【西山宗因】
[1605〜1682]江戸前期の連歌師・俳人。談林派の祖。肥後の人。名は豊一(とよかず)。別号、西翁・梅翁など。里村昌琢に連歌を学び、主家加藤侯没落後、大坂天満宮の連歌所宗匠となった。俳諧では自...
ふじわら‐の‐これただ【藤原伊尹】
[924〜972]平安中期の公卿・歌人。名は「これまさ」とも。師輔(もろすけ)の長男。「後撰和歌集」撰者の一人。和歌所別当となり、参議・右大臣を歴任。のち摂政となり、一条摂政と称された。諡号(し...
ふじわら‐の‐たかのぶ【藤原隆信】
[1142〜1205]平安末期・鎌倉初期の宮廷画家・歌人。法名、戒心。定家の異父兄。似絵(にせえ)の先駆者で、神護寺所蔵の源頼朝像・平重盛像の作者と伝えられる。家集「隆信朝臣集」。
ふじわら‐の‐ふゆつぐ【藤原冬嗣】
[775〜826]平安初期の公卿。嵯峨天皇の親任を得、蔵人所(くろうどどころ)設置により蔵人頭となり、以後要職を歴任。「弘仁格式」「内裏式」などの撰修を行い、一族子弟のために勧学院を設けた。閑院...
フランクル【Viktor Emil Frankl】
[1905〜1997]オーストリアの精神医学者。第二次大戦中に強制収容所に収容され、そこでの生活の体験と実存主義の影響のもとに、医師と患者との人格的交わりを重視したロゴテラピー(実存分析的精神療...
フランケ【August Hermann Francke】
[1663〜1727]ドイツの神学者・教育者。敬虔主義運動の指導者。貧しい子供のための学校・孤児院や市民学校・教員養成所などを設立して社会福祉に貢献。
ふるはた‐たねもと【古畑種基】
[1891〜1975]法医学者。三重の生まれ。東大教授。科学警察研究所長。血液型の研究を専門として親子鑑定に応用したほか、帝銀事件・下山事件をはじめとする多くの事件で法医学鑑定を手がけた。著作に...
ベン【Gottfried Benn】
[1886〜1956]ドイツの詩人・医師。表現主義から出発し、のち現代的ニヒリズムを芸術至上主義の立場で克服しようとした。詩集「死体公示所(モルグ)」「静学的詩集」、自伝「二重生活」。
まつい‐すまこ【松井須磨子】
[1886〜1919]女優。長野の生まれ。本名、小林正子。文芸協会演劇研究所に入り、「人形の家」のノラで脚光を浴びた。のち島村抱月と芸術座を組織し、「復活」「サロメ」「カルメン」などを主演して人...