いそざき‐あらた【磯崎新】
[1931〜2022]建築家。大分の生まれ。丹下健三に師事。ポストモダン建築をリードするとともに、評論活動などを展開。大分県立大分図書館・ロサンゼルス現代美術館などを手がけた。平成31年(201...
かんぜ‐ひさお【観世寿夫】
[1925〜1978]能楽師。シテ方観世流。東京の生まれ。7世観世銕之丞の長男。戦後能楽界の旗手的存在として活躍。能楽研究や演劇運動も行った。
かんぜ‐もとまさ【観世元雅】
[1395?〜1432]室町前期の能役者・能作者。通称、十郎。世阿弥の長男。観世大夫3世だが、現系図では数えない。若手ながら名手といわれたが、音阿弥を愛した足利義教の圧迫で、不遇の中に死んだ。作...
かんの‐すが【管野すが】
[1881〜1911]社会主義者。大阪の生まれ。幸徳秋水の内妻。大逆事件で捕らえられ、死刑。獄中手記に「死出の道艸(みちくさ)」。
かんろく【勘六】
[1746〜1805]江戸末期の書家。勘亭流の祖。岡崎屋と称し、号は勘亭。江戸中村座の手代で、劇場の看板・番付をその独特な書風に改めた。
さいとう‐さかえ【斎藤栄】
[1933〜2024]小説家。東京の生まれ。本姓、斉藤。昭和41年(1966)「殺人の棋譜」で江戸川乱歩賞を受賞。本格推理小説や社会派推理小説など、数多くの作品を手がけた。作「奥の細道殺人事件」...
はやし‐ひろもり【林広守】
[1831〜1896]雅楽家。大坂の生まれ。笙(しょう)の名手で、製作もよくした。宮内省雅楽局伶人長として奥好義(おくよしいさ)・林広季の合作「君が代」を完成。
はら‐かつろう【原勝郎】
[1871〜1924]歴史学者。岩手の生まれ。京大教授。日本中世史研究の開拓者で、鎌倉時代から戦国時代を中世として区分したことで知られる。西洋近現代史研究にも力を注いだ。著作に「日本中世史」「東...
ブルーナ【Dick Bruna】
[1927〜2017]オランダのデザイナー・絵本作家。本名、ヘンドリック=マフダレヌス=ブルーナ。はじめミステリー小説などの装丁を手がけた。1955年に小さなウサギが主人公の絵本「ナインチェ(ミ...
やなぎ‐そうり【柳宗理】
[1915〜2011]インダストリアルデザイナー。東京の生まれ。本名、むねみち。宗悦(むねよし)の子。白磁の食器から札幌冬季オリンピックの聖火台まで、幅広い工業デザインを手がけた。代表作に「バタ...