アイヒェンドルフ【Joseph Freiherr von Eichendorff】
[1788〜1857]ドイツの詩人・小説家。後期ロマン派に属し、素朴平明な叙情詩を多作。小説「愉しい放浪児」など。
あおき‐しげる【青木繁】
[1882〜1911]洋画家。久留米の生まれ。西欧世紀末芸術の影響を受けて伝説・神話に取材した作品が多い。放浪のうちに夭折。「海の幸」「わだつみのいろこの宮」などの作がある。
あおの‐そう【青野聡】
[1943〜 ]小説家。東京の生まれ。青野季吉(すえきち)の三男。早稲田大学中退後渡欧、各国を放浪する。「愚者の夜」で芥川賞受賞。「人間のいとなみ」で芸術選奨。他に「母よ」「女からの声」など。
イェーツ【William Butler Yeats】
[1865〜1939]アイルランドの詩人・劇作家。アイルランド文芸復興運動、独立運動に参加。詩集「アシーンの放浪とその他の詩」「塔」、戯曲「砂時計」「鷹の井戸」など。1923年ノーベル文学賞受賞...
いわの‐ほうめい【岩野泡鳴】
[1873〜1920]小説家・評論家・詩人。兵庫の生まれ。本名、美衛(よしえ)。自然主義作家の一人。一元描写を唱えた。小説「耽溺」「放浪」「断橋」、評論「神秘的半獣主義」、詩集「悲恋悲歌」「闇の...
ウルフ【Thomas Clayton Wolfe】
[1900〜1938]米国の小説家。放浪体験をもとに、自伝的な大作を残した。作「天使よ故郷を見よ」「時と川の流れ」など。トマス=ウルフ。
おざわ‐しょういち【小沢昭一】
[1929〜2012]俳優。東京の生まれ。俳優座養成所を経て俳優デビューし、多くの舞台や映画などに出演。ラジオ番組のパーソナリティーとしても活躍した。民俗芸能の研究にも業績を残し、香具師(やし)...
かさい‐ぜんぞう【葛西善蔵】
[1887〜1928]小説家。青森の生まれ。自らの生活の苦悩を描き、破滅型の私小説作家といわれる。小説に「哀しき父」「子をつれて」「放浪」「湖畔手記」など。
かわかみ‐すみお【川上澄生】
[1895〜1972]版画家。神奈川の生まれ。北アメリカを放浪して帰国後、教職のかたわら木版画を制作。異国趣味の作風で知られ、詩画集などの木版本を刊行。
ギッシング【George Robert Gissing】
[1857〜1903]英国の小説家。貧窮と放浪の体験に基づく写実的作品を書いた。小説「新三文文士街」、自伝的随筆「ヘンリー=ライクロフトの私記」、評論「ディケンズ論」など。