ジダーノフ【Andrey Aleksandrovich Zhdanov】
[1896〜1948]ソ連の政治家。スターリンの側近の一人で、共産党中央委員会書記としてイデオロギー・文化問題を担当、思想・文化界の統制政策を推進した。
すぎうら‐みんぺい【杉浦明平】
[1913〜2001]小説家・評論家。愛知の生まれ。東京帝大卒業後、ルネサンス文学研究に没頭。戦後は郷里の愛知県渥美(あつみ)町に住み、地方色豊かな文学活動を展開。「小説渡辺崋山」で毎日出版文化...
すぎおか‐かそん【杉岡華邨】
[1913〜2012]書家。奈良の生まれ。本名、正美(まさみ)。辻本史邑(つじもとしゆう)・尾上柴舟(おのえさいしゅう)らに師事。現代かな書きの第一人者として活躍した。平成12年(2000)文化...
すぎむら‐はるこ【杉村春子】
[1906〜1997]女優。広島の生まれ。本名、石山春子。築地小劇場に入団ののち、文学座結成に参加。日本を代表する新劇女優として「女の一生」「欲望という名の電車」「華岡青洲(はなおかせいしゅう)...
すぎもと‐そのこ【杉本苑子】
[1925〜2017]小説家。東京の生まれ。吉川英治の門下生として修業を積む。古典の素養と構成力の確かさで、幅広い時代を扱った歴史小説を数多く発表し、人気を集める。「孤愁の岸」で直木賞受賞。他に...
すぎやま‐やすし【杉山寧】
[1909〜1993]日本画家。東京の生まれ。松岡映丘(まつおかえいきゅう)に師事。理知的な構図と清新な画風で戦後の日本画壇をリードした。文化勲章受章。
すずき‐あきら【鈴木章】
[1930〜 ]化学者。北海道の生まれ。有機化合物の合成で、根岸英一が開発した根岸カップリング反応に改良を加え、ホウ素を用いる鈴木カップリング反応を開発した。平成22年(2010)、ヘック・根岸...
すずき‐うめたろう【鈴木梅太郎】
[1874〜1943]農芸化学者。静岡の生まれ。東大教授。明治42年(1909)米ぬかから脚気(かっけ)に効く成分(ビタミンB1)の抽出に成功、オリザニンと命名。翌年発表し、ビタミン発見の先駆を...
すずき‐だいせつ【鈴木大拙】
[1870〜1966]仏教哲学者。石川の生まれ。今北洪川(いまきたこうせん)・釈宗演について禅を修行。仏教、特に禅の思想の研究・普及に努力。仏教関係の英文著作も多く、海外での名声が高い。文化勲章...
すずき‐とらお【鈴木虎雄】
[1878〜1963]中国文学者・漢詩人。新潟の生まれ。号、豹軒(ひょうけん)。京大教授。中国の韻文の研究に功績を残した。文化勲章受章。著「支那文学研究」「支那詩論史」、詩集「豹軒詩抄」など。