き‐の‐はせお【紀長谷雄】
[845〜912]平安前期の漢学者。通称、紀納言。文章博士・大学頭。菅原道真に学び、藤原時平らと「延喜格」の編纂(へんさん)にあたった。漢詩文集「紀家集」がある。
きび‐の‐まきび【吉備真備】
[695〜775]奈良時代の政治家・学者。本姓は下道(しもつみち)氏。吉備の豪族の出身。唐に留学、諸学を学ぶ。帰朝後、橘諸兄(たちばなのもろえ)のもとで活躍。藤原仲麻呂に疎まれ筑前守に左遷。その...
キム‐イルソン【金日成】
[1912〜1994]朝鮮民主主義人民共和国国家主席。平安南道出身。抗日独立運動に加わり、1932年ごろからゲリラ戦を指導。第二次大戦後、北朝鮮臨時人民委員会委員長を経て、1948年の建国ととも...
キム‐グ【金九】
[1876〜1949]朝鮮の政治家・独立運動家。号は白凡(ベクボム)。甲午農民戦争に参加。三・一独立運動の後は上海に亡命し、大韓民国臨時政府の最高指導者として活動。第二次大戦後は南北統一運動を展...
キム‐サリャン【金史良】
[1914〜1950?]朝鮮の作家。本名、金時昌(キムシチャン)。平壌(ピョンヤン)生まれ。日本に留学し、東京帝国大学を卒業。在日中に書かれた「光の中に」は芥川賞候補となった。第二次大戦後は朝鮮...
キム‐ヨンサム【金泳三】
[1927〜2015]韓国の政治家。第14代大統領。慶尚南道出身。1954年国会議員に当選。長く野党議員として活躍するが90年に当時の与党に合流。93年、13年ぶりの文民大統領となった。政権末期...
きょう‐し【姜詩】
中国、後漢の人。二十四孝の一人。妻と協力して病母に仕え、母の好物の魚を苦労して求めていたが、ある時、家のそばから泉が湧き出し、鯉(こい)がおどり出てきたと伝えられる。
きょうにょ【教如】
[1558〜1614]安土桃山時代の浄土真宗の僧。大坂の人。諱(いみな)は光寿。顕如(けんにょ)の長男。石山の合戦で織田信長と戦い、父の死後に本願寺12世を継いだが豊臣秀吉の命で隠退。徳川家康の...
ぎゅう‐そうじゅ【牛僧孺】
[779〜847]中国、唐の政治家。字(あざな)は思黯(しあん)。時の宰相の子、李徳裕と対立。新興科挙官僚と門閥貴族の対立として名高い牛李(ぎゅうり)の党争を展開。
ぎょうき【行基】
[668〜749]奈良時代の僧。百済(くだら)系の渡来人、高志(こし)氏の出身。和泉(いずみ)の人。法相(ほっそう)宗を学び、諸国を巡って布教。民衆とともに道路・堤防・橋や寺院の建設にあたったが...