あじろ‐ひろのり【足代弘訓】
[1785〜1856]江戸後期の歌人・国学者。伊勢外宮(げくう)の神官。号は寛居(ゆたい)。晩年に尊王を説き、古典の類聚(るいじゅ)編纂(へんさん)に努めた。歌集に「海士(あま)の囀(さえずり)...
アンベードカル【Bhīmrāo Rāmjī Ambedkar】
[1891〜1956]インドの社会改革運動家・政治家。独立インド初代法務大臣。不可触民の集団の一つである「マハール」の出身。米・英国に留学後、不可触民解放運動に挺身(ていしん)。最晩年はマハール...
いざわ‐しゅうじ【伊沢修二】
[1851〜1917]教育家。長野の生まれ。明治の初期に洋楽を学び、米国に留学後、唱歌などを作曲して日本の音楽教育を確立。晩年は楽石社をつくり、吃音(きつおん)矯正事業に尽くした。
いそだ‐こりゅうさい【礒田湖竜斎】
江戸中期の浮世絵師。名は正勝。鈴木春信の影響を受け、美人画にすぐれた。晩年は肉筆画を主とし、法橋(ほっきょう)に叙せられた。生没年未詳。
いちかわ‐えんのすけ【市川猿之助】
歌舞伎俳優。屋号、沢瀉屋(おもだかや)。 (2世)[1888〜1963]東京の生まれ。晩年に猿翁を名乗る。劇団春秋座を結成、劇界の改新を図った。また多くの新舞踊・新歌舞伎を上演。 (3世)[...
いわさ‐またべえ【岩佐又兵衛】
[1578〜1650]江戸初期の画家。戦国の武将荒木村重の末子。字(あざな)は勝以(かつもち)。又兵衛は通称。初め福井に住み、晩年を江戸で過ごした。土佐派・雲谷(うんこく)派など和漢の画法を学び...
ウィルシュテッター【Richard Willstätter】
[1872〜1942]ドイツの化学者。晩年にナチスに抗議してスイスへ亡命。クロロフィルの結晶を得ることに成功。1915年、ノーベル化学賞受賞。共著「クロロフィルの研究」「炭酸同化作用の研究」。
おおた‐きんじょう【太田錦城】
[1765〜1825]江戸後期の儒学者。加賀の人。名は元貞。姓は「大田」とも。門弟に教えながら独学し、折衷学派を大成。晩年、加賀前田侯に出仕。著「論語大疏」「九経談」など。
おがた‐けんざん【尾形乾山】
[1663〜1743]江戸中期の陶工・画家。京都の人。光琳(こうりん)の弟。陶法を野々村仁清に学び、京都で鳴滝窯を開き、晩年は江戸入谷に窯を築いた。絵画は「八ツ橋図」「花籠図」など。
オリベイラ【Manoel de Oliveira】
[1908〜2015]スペインの映画監督。1931年に短編サイレント映画で監督デビュー。100歳を超えても作品を発表し、晩年は現役最高齢の映画監督として活躍した。作「アブラハム渓谷」「世界の始ま...