しろやま‐さぶろう【城山三郎】
[1927〜2007]小説家。愛知の生まれ。本名、杉浦英一。経済学の知識を生かし、企業の内部や組織の裏面の人間模様を鮮やかに描き、企業小説の大ブームを巻き起こした。伝記小説も手がけ、映像化された...
しんばし‐ゆうきち【新橋遊吉】
[1933〜2018]小説家。大阪の生まれ。本名、馬庭胖(まにわゆたか)。競馬をテーマにした大衆小説を執筆。新しいギャンブル小説で人気を得る。「八百長」で直木賞受賞。他に「競馬天使」「競馬放浪記...
すぎもと‐あきこ【杉本章子】
[1953〜2015]小説家。福岡の生まれ。江戸時代を扱った歴史小説を書き、江戸物ブームの一角を占める。「東京新大橋雨中図」で直木賞受賞。他に「名主の裔(すえ)」「写楽まぼろし」「おすず—信太郎...
すみのくら‐そあん【角倉素庵】
[1571〜1632]安土桃山から江戸初期の豪商。京都の人。通称、与一。了以の長男。父の事業を継ぎ、海外貿易・土木事業を推進した。また、書を本阿弥光悦に学び、角倉流(嵯峨流)を創始。
すやま‐とつあん【陶山訥庵】
[1658〜1732]江戸中期の儒学者。対馬(つしま)藩士。別号、鈍翁。通称、庄右衛門。木下順庵に学ぶ。農政にすぐれ、対馬聖人と称された。著「訥庵雑録」「農政問答」など。
せりざわ‐かも【芹沢鴨】
[?〜1863]幕末の水戸藩浪士。本名、木村継次。幕府の浪士組編成に参加、近藤勇らと新撰組を結成。やがて近藤派と反目し暗殺された。
そうま‐ぎょふう【相馬御風】
[1883〜1950]評論家・詩人・歌人。新潟の生まれ。本名、昌治。「早稲田文学」の編集に参加、また三木露風・野口雨情らと早稲田詩社を興し、自然主義の立場から評論・口語自由詩を発表。晩年は良寛の...
そんえん‐ほうしんのう【尊円法親王】
[1298〜1356]伏見天皇の皇子。名は守彦。青蓮院(しょうれんいん)門跡となり、のち、天台座主(ざす)。書にすぐれ、青蓮院流を開いた。著「入木(じゅぼく)抄」。尊円親王。
たいら‐の‐しげひら【平重衡】
[1157〜1185]平安末期の武将。清盛の子。源頼政を宇治川で破り、東大寺・興福寺を焼いた。のち、一ノ谷の戦いで敗れ、捕らえられて鎌倉へ送られたが、南都僧徒の要求により木津川で斬られた。
たおか‐のりお【田岡典夫】
[1908〜1982]小説家。高知の生まれ。フランスから帰国し、俳優学校で学んだ後に作家活動に入る。郷里の土佐を舞台とした時代小説で知られる。「強情いちご」およびその他の作品で直木賞受賞。他に「...