のりむね【則宗】
鎌倉初期の刀工。備前の人。福岡一文字(いちもんじ)派の祖。後鳥羽院の番鍛冶の一人とされる。「一」の銘を中心(なかご)に切ったので福岡一文字という。現存する作品は御物・国宝・重要文化財に指定されて...
はい‐せいせい【裴世清】
中国、隋の官人。推古天皇16年(608)帰国する遣隋使小野妹子(おののいもこ)とともに来日して煬帝(ようだい)の親書を天皇に伝え、送使となった小野妹子とともに、同年帰国。生没年未詳。
はた‐の‐かわかつ【秦河勝】
古代の官人。山城の人。聖徳太子の舎人(とねり)で、蜂岡寺(のちの広隆寺)を創建したと伝える。生没年未詳。
はまだ‐やひょうえ【浜田弥兵衛】
江戸初期の貿易商。長崎の人。末次平蔵の朱印船の船長。貿易上の争いから、武装日本人多数を伴って台湾のオランダ人根拠地に渡り、このため日蘭貿易は数年間中断した。生没年未詳。
はむろ‐ときなが【葉室時長】
平安末・鎌倉初期の文学者。貴族の出身で、平家物語・保元物語・平治物語の作者と伝えられるが確証はない。生没年未詳。
はらだ‐まごしちろう【原田孫七郎】
安土桃山時代の貿易商。長崎の貿易商、原田喜右衛門の手代としてルソンに往来し、豊臣秀吉にルソン攻略を勧めた。生没年未詳。
はら‐マルチノ【原マルチノ】
[1568?〜1629]安土桃山時代の天正遣欧使節の副使。肥前の人。マルチノは洗礼名で、本名は未詳。帰国後、通訳・出版に活躍。
はんがく【板額】
鎌倉時代の勇婦。城資盛(じょうすけもり)のおば。建仁元年(1201)資盛が源頼家に抗し越後で挙兵した時、陣頭に立って奮戦したがついに捕らえられた。のちに浅利義遠(よしとお)の妻。生没年未詳。
はん‐しょ【范雎】
中国、戦国時代の秦の宰相。初め魏に仕えたが、異心があると疑われて秦に逃れ、昭襄王に仕えて、遠交近攻の策を献じた。生没年未詳。
はん‐しょう【班昭】
中国、後漢の文人。扶風安陵(陝西(せんせい)省)の人。班固・班超の妹。曹世叔に嫁したが、夫の死後、和帝の詔により、兄の「漢書」編纂を引き継いで八表と天文志を完成した。「女誡」7編、「東征賦」を著...