いちかわ‐じゅん【市川準】
[1948〜2008]映画監督。東京の生まれ。本名、純。多くのテレビコマーシャルを手がけたのち、「BU・SU」で劇場映画を初監督。代表作は、吉本ばなな原作「つぐみ」、若い漫画家たちの群像劇「トキ...
いのまた‐つなお【猪俣津南雄】
[1889〜1942]社会主義者・経済学者。新潟の生まれ。早大卒。日本共産党結成に参加。のち、同党に対して批判的となり、山川均らと雑誌「労農」を創刊、労農派の論客として日本資本主義の現状分析で労...
いぶせ‐ますじ【井伏鱒二】
[1898〜1993]小説家。広島の生まれ。本名、満寿二。庶民的なペーソスとユーモアの中に鋭い風刺精神を込めた独特な作風を持つ。「ジョン万次郎漂流記」で直木賞受賞。他に「山椒魚」「多甚古村」「黒...
いわさき‐きょうこ【岩崎京子】
[1922〜 ]児童文学作家。東京の生まれ。人間と自然・動物との交流を淡々とした筆致で描く。「鯉(こい)のいる村」で昭和45年度(1970)芸術選奨。他に「サギ」「シラサギ物語」「花咲か」など。...
いわさ‐またべえ【岩佐又兵衛】
[1578〜1650]江戸初期の画家。戦国の武将荒木村重の末子。字(あざな)は勝以(かつもち)。又兵衛は通称。初め福井に住み、晩年を江戸で過ごした。土佐派・雲谷(うんこく)派など和漢の画法を学び...
うえだ‐びん【上田敏】
[1874〜1916]英文学者・詩人。東京の生まれ。号は柳村。西欧の文学、特にフランスの象徴詩の名訳で知られる。訳詩集「海潮音」、詩・訳詩集「牧羊神」、小説「うづまき」など。
うてい‐えんば【烏亭焉馬】
[1743〜1822]江戸後期の戯作者。江戸の人。本名、中村利貞。字(あざな)は英祝。通称、和泉屋和助。別号、立川焉馬・談洲楼など。歌舞伎通であり、また落語を自作自演し、落語中興の祖とよばれる。...
うながみ‐ずいおう【海上随鴎】
江戸後期の蘭学者稲村三伯(いなむらさんぱく)の号。
オーエン【Robert Owen】
[1771〜1858]英国の社会主義者。紡績業者として成功したのち米国インディアナ州で共産主義的協同村建設を試みたが失敗。帰国後は協同組合運動・労働運動を指導した。空想的社会主義の代表者とされる...
たけべ‐あやたり【建部綾足】
[1719〜1774]江戸中期の読本(よみほん)作者・俳人・国学者・画家。津軽弘前の人。本名、喜多村久域(きたむらひさむら)。俳号、涼袋。画号、寒葉斎。賀茂真淵の門人。江戸で俳諧を業としたが、の...