はやし‐のぶあつ【林信篤】
⇒林鳳岡(はやしほうこう)
はやし‐ひろもり【林広守】
[1831〜1896]雅楽家。大坂の生まれ。笙(しょう)の名手で、製作もよくした。宮内省雅楽局伶人長として奥好義(おくよしいさ)・林広季の合作「君が代」を完成。
はやし‐またしち【林又七】
[1613?〜1699?]江戸前期の装剣金工家。尾張の人。本名、清三郎、または重治。肥後の加藤家・細川家に仕える。巧みな透かしと布目象眼により肥後鐔(つば)の完成者とされ、林派(春日派)の祖となった。
はやし‐らざん【林羅山】
[1583〜1657]江戸初期の儒学者。幕府儒官林家の祖。京都の人。名は忠・信勝。法号、道春。朱子学を藤原惺窩(ふじわらせいか)に学び、徳川家康から家綱まで4代の将軍に侍講として仕えた。上野忍岡...
ふくしま‐やすまさ【福島安正】
[1852〜1919]軍人。陸軍大将。長野の生まれ。明治25年(1892)駐ドイツ公使館付武官を辞任し、単独騎馬でシベリアを横断して帰国。著「伯林より東京へ単騎遠征」。
ふじわら‐せいか【藤原惺窩】
[1561〜1619]安土桃山・江戸初期の儒学者。播磨(はりま)の人。冷泉(れいぜい)家の出身。名は粛。字(あざな)は斂夫。初め相国寺に入ったが、のち還俗(げんぞく)。朱子学を究め、門人から林羅...
ふじわら‐の‐さねさだ【藤原実定】
[1139〜1192]平安末期の公卿・歌人。左大臣。家集「林下集」、日記「庭槐抄」など。後徳大寺(ごとくだいじ)実定。
ふ‐だいし【傅大士】
[497〜569]中国、南北朝時代の在俗仏教者。斉の東陽の人。本名、傅翕(ふきゅう)。善慧大士と号し、双林寺を建て、大蔵経を閲覧する便をはかって、転輪蔵を創始した。後世、経蔵などにその像が置かれ...
ぼだい‐だるま【菩提達磨】
《(梵)Bodhidharmaの音写》[?〜528]中国禅宗の始祖。インドのバラモンの出身。6世紀初め中国に入り、各地で禅を教えた。少林寺で面壁九年の座禅をしたといわれる。梁武帝との禅問答や、弟...
まえだ‐ゆうぐれ【前田夕暮】
[1883〜1951]歌人。神奈川の生まれ。本名、洋造。尾上柴舟(おのえさいしゅう)に師事。「詩歌」を創刊して、明星派に対抗。自然主義短歌といわれる牧水・夕暮時代を現出した。のち、自由律短歌を提...