みうら‐ひろゆき【三浦周行】
[1871〜1931]歴史学者。島根の生まれ。東大史料編纂所編纂官、のち京大教授。政治史・社会史を実証的に研究。著「日本史の研究」「法制史の研究」。
みき‐たけじ【三木竹二】
[1867〜1908]劇評家。島根の生まれ。本名、森篤次郎。森鴎外の弟。雑誌「歌舞伎」を創刊・主宰。演劇評論、海外の演劇紹介などに活躍した。
みろく【弥勒】
《(梵)Maitreyaの音写。慈氏と訳す》 「弥勒菩薩」に同じ。
インド仏教の二大系統の一つ、瑜伽行(ゆがぎょう)派の祖。3〜4世紀、または4〜5世紀ごろの人という。般若の空思想を根底にし...
むらの‐しろう【村野四郎】
[1901〜1975]詩人。東京の生まれ。新即物主義による実験的作品を発表、のち存在の根源を重視する実存的な詩風を示した。詩集「体操詩集」「亡羊記」など。
メシアン【Olivier Messiaen】
[1908〜1992]フランスの作曲家。独自の音組織、リズムの革新、セリー技法など新しい手法を探究。作品はカトリシズムに根源を置き、神秘的な様相をもつ。作品に「アーメンの幻影」「トゥランガリラ交...
もり‐おうがい【森鴎外】
[1862〜1922]小説家・評論家・翻訳家・軍医。島根の生まれ。本名、林太郎。別号、観潮楼主人など。森茉莉の父。陸軍軍医としてドイツに留学。軍医として昇進する一方、翻訳・評論・創作・文芸誌刊...
もりかわ‐きょろく【森川許六】
[1656〜1715]江戸前期・中期の俳人。蕉門十哲の一人。彦根藩士。名は百仲(ももなか)。別号、五老井・菊阿仏。漢詩・絵画に親しみ、北村季吟系の俳諧を学んだが、のち芭蕉に師事。編著「風俗文選」...
よこせ‐やう【横瀬夜雨】
[1878〜1934]詩人。茨城の生まれ。本名、虎寿。別号、利根丸・宝湖。河井酔茗・伊良子清白とともに文庫派の代表的詩人。恋愛叙情詩や地方色豊かな作品で知られた。詩集「夕月」「花守」「二十八宿」など。
よねはら‐うんかい【米原雲海】
[1869〜1925]彫刻家。島根の生まれ。高村光雲に師事し、同門の山崎朝雲らと日本彫刻会を結成。木彫の振興に尽力した。
らいゆ【頼瑜】
[1226〜1304]鎌倉時代の真言宗の僧。紀伊の人。字(あざな)は俊音。中性院流の祖。大伝法院・密厳院を根来(ねごろ)に移し、新義真言宗の教義を確立。著「大疏愚草」など多数。