ほうしょう‐くろう【宝生九郎】
能楽師。シテ方宝生流家元の芸名。16世知栄(ともはる)[1837〜1917]が有名で、維新後の能楽復興に尽力。明治三名人の一人。
ほづみ‐みはる【穂積驚】
[1912〜1980]小説家・劇作家。長崎の生まれ。本名、森健二。大衆演劇の一座で役者となった後執筆生活に入る。娯楽性の強い時代小説を数多く発表した。「勝烏(かちがらす)」で直木賞受賞。他に「風...
ほりうち‐けいぞう【堀内敬三】
[1897〜1983]音楽評論家。東京の生まれ。ラジオの音楽番組などを通して洋楽の普及に尽力。著「音楽五十年史」など。
ボエティウス【Anicius Manlius Severinus Boethius】
[480ころ〜524ころ]古代ローマ末期の哲学者。アテネに遊学し、プラトン・アリストテレスなどのギリシャ哲学をラテン語訳して中世に伝えた。また、キリスト教神学者・音楽理論家としても活躍。東ゴート...
ボロディン【Aleksandr Porfir'evich Borodin】
[1833〜1887]ロシアの作曲家・化学者。ロシア国民楽派の五人組の一人で、強い東洋的色彩を特徴とした。作品に、交響詩「中央アジアの草原にて」、オペラ「イーゴリ公」などがある。
マショー【Guillaume de Machaut】
[1300ころ〜1377]フランスの作曲家・詩人。14世紀アルスノバ最大の音楽家。作品にミサ曲「ノートルダム‐ミサ」、長詩「真実物語」など。
まちだ‐かしょう【町田佳声】
[1888〜1981]邦楽・民謡研究家。群馬の生まれ。本名、嘉章(よしあき)。全国の民謡を録音・採集し、楽譜化した「日本民謡大観」を編纂(へんさん)。また、「ちゃっきり節」ほかを作曲した。
マッテゾン【Johann Mattheson】
[1681〜1764]ドイツの作曲家・音楽理論家。ヘンデルの最初の伝記を書いた。著「完全なる楽長」など。
まつかた‐まさお【松方正雄】
[1868〜1942]実業家。鹿児島の生まれ。正義の四男。米国で教育を受け、帰国後は関西財界で活躍。昭和10年(1935)大阪野球倶楽部(クラブ)(阪神の前身)の初代会長に就任。プロ野球の発展に...
まつだいら‐さだのぶ【松平定信】
[1759〜1829]江戸後期の大名。田安宗武の七男。陸奥(むつ)白河藩主松平定邦の養子。号、楽翁。天明7年(1787)老中首座となり、寛政の改革を断行。著「花月双紙」「宇下人言(うげのひとこと...