こう‐りきし【高力士】
[684〜762]中国、唐代の宦官(かんがん)。玄宗の側近として権勢を振るったが、安史の乱で失脚。
ごれいぜい‐てんのう【後冷泉天皇】
[1025〜1068]第70代天皇。在位、1045〜1068。後朱雀天皇の第1皇子。名は親仁(ちかひと)。母は藤原嬉子(ふじわらのきし)。母の兄、藤原頼通が関白として権勢を振るった。後拾遺集・金...
さかい‐ただきよ【酒井忠清】
[1624〜1681]江戸前期の幕臣。老中・大老。上野(こうずけ)厩橋(うまやばし)城主。4代将軍家綱を補佐して権勢を振るい、その屋敷が大手門下馬札の前にあったので下馬将軍と称された。
しゅんしん‐くん【春申君】
[?〜前238]中国、戦国時代の楚(そ)の宰相。姓は黄。名は歇(けつ)。食客三千余人を養い、権勢は楚王をしのいだという。斉の孟嘗君、趙の平原君、魏の信陵君とともに戦国の四君の一人。
しょうめい‐もんいん【承明門院】
[1171〜1257]後鳥羽天皇の後宮源在子(みなもとのざいし)の院号。土御門(つちみかど)天皇の母。母高倉範子(はんし)は離婚後土御門通親に再嫁、在子も通親に養われ、のち、通親は外戚として権勢...
そうま‐だいさく【相馬大作】
[1789〜1822]江戸後期の南部藩士。本名、下斗米秀之進(しもとまいひでのしん)。もと南部家に臣従していた津軽家が、主家以上の権勢を得たことに義憤を感じて津軽侯殺害を計画したが発覚。江戸で捕...
そが‐の‐いるか【蘇我入鹿】
[?〜645]飛鳥時代の豪族。蝦夷(えみし)の子。皇極天皇に仕えて権勢を振るい、山背大兄王(やましろのおおえのおう)の一家を滅ぼして全盛を誇ったが、大化の改新で中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)...
とくがわ‐いえしげ【徳川家重】
[1712〜1761]江戸幕府第9代将軍。在職1745〜1760。吉宗の長男。生来病弱のため政務に耐えられず、側用人大岡忠光が権勢を振るった。
とも‐の‐よしお【伴善男】
[809〜868]平安初期の廷臣。大納言となって権勢を振るったが、貞観8年(866)応天門炎上の犯人とされて伊豆に流された。絵巻物「伴大納言絵詞(ばんだいなごんえことば)」の主人公として有名。伴...
ひき‐よしかず【比企能員】
[?〜1203]鎌倉初期の武将。通称、藤四郎。武蔵国比企郡の豪族で、源頼朝の乳母比企禅尼の養子となる。娘若狭局が2代将軍頼家の子一幡(いちまん)を産み、外戚として権勢を振るった。頼家とともに北条...