ほそかわ‐まさもと【細川政元】
[1466〜1507]室町後期の武将。勝元の子。足利義澄を擁して将軍とし、管領となって幕政の実権を握った。養子とした澄之・澄元・高国の家督争いにまき込まれ、澄之派に暗殺された。
ほそかわ‐ゆうさい【細川幽斎】
[1534〜1610]安土桃山時代の武将・歌人。名は藤孝。足利義晴・義輝・義昭に仕え、のち織田信長・豊臣秀吉・徳川家康に重用された。歌人としても有名で、三条西実枝から古今伝授を受けた。著「衆妙集...
ほそかわ‐よりゆき【細川頼之】
[1329〜1392]南北朝時代の武将。室町幕府管領(かんれい)として足利義満を助け、幕政の安定をはかった。のち、一時失脚したが、中国・四国地方の平定に活躍して、再び幕政に参加。
ほりお‐よしはる【堀尾吉晴】
[1543〜1611]安土桃山時代の武将。尾張の人。名は可晴とも書く。豊臣秀吉に仕えて、慶長3年(1598)三中老の一人となった。関ヶ原の戦いでは徳川方。松江城を築城。
ほんだ‐しげつぐ【本多重次】
[1529〜1596]安土桃山時代の武将。徳川家康の家臣。通称、作左衛門。勇猛で知られ、鬼作左(おにさくざ)と称された。陣中から妻に送った「一筆啓上、火の用心、おせん泣かすな、馬肥やせ」の手紙は...
ほんだ‐まさのぶ【本多正信】
[1538〜1616]安土桃山・江戸初期の武将。三河の人。幼少より徳川家康に仕え、謀臣として活躍。のち、2代将軍秀忠の側近。「本佐録」の著者といわれるが未詳。
まえだ‐げんい【前田玄以】
[1539〜1602]安土桃山時代の武将。美濃の人。名は宗向。初め比叡山の僧。のち、織田信忠・信雄、次いで豊臣秀吉に仕え、丹波亀山5万石を封ぜられ、さらに五奉行の一人となった。
まえだ‐としいえ【前田利家】
[1538〜1599]安土桃山時代の武将。加賀藩主前田氏の祖。尾張の人。幼名、犬千代。織田信長に従い、各地で戦功をたてた。のち、豊臣秀吉に仕え、五大老の一人として、秀頼の後見を託された。
ました‐ながもり【増田長盛】
[1545〜1615]安土桃山時代の武将。尾張の人。豊臣秀吉に仕え、五奉行の一人。大和郡山城主。関ヶ原の戦いには西軍に属したが参戦せず、戦後高野山に追放。のち、武蔵岩槻に流され、豊臣家滅亡後自刃した。
まつなが‐ひさひで【松永久秀】
[1510〜1577]戦国時代の武将。初め三好長慶に仕えたが、奈良に多聞城を築いて主家を滅ぼし、将軍足利義輝を殺して東大寺大仏殿を焼いた。織田信長の入京に際して降伏したが、のち背いて敗死。