かん‐き【韓琦】
[1008〜1075]中国、北宋(ほくそう)の政治家。安陽(河南省)の人。字(あざな)は稚圭。仁宗・英宗・神宗の3代に仕え、范仲淹(はんちゅうえん)とともに韓范と並称された。王安石の新法に反対し...
かんぜ‐もとしげ【観世元重】
[1398〜1467]室町前期の能役者。観世流3世(実は4世)。世阿弥の弟の子。法名、音阿弥(おんあみ)。足利義教・義政の保護をうけ、観世宗家として名声を得た。
かんぜ‐もとまさ【観世元雅】
[1395?〜1432]室町前期の能役者・能作者。通称、十郎。世阿弥の長男。観世大夫3世だが、現系図では数えない。若手ながら名手といわれたが、音阿弥を愛した足利義教の圧迫で、不遇の中に死んだ。作...
カントロビチ【Leonid Vital'evich Kantorovich】
[1912〜1986]ソ連の数学者・経済学者。ソ連数理経済学派の創始者の一人。線形計画法の考案で知られる。1975年、クープマンスとともにノーベル経済学賞受賞。著「生産組織と生産計画の数学的方法...
かん‐ぴ【韓非】
[?〜前233ころ]中国、戦国時代末期の思想家。韓の公子。荀子(じゅんし)に師事し、法家の思想を大成した。韓の使者として秦(しん)に赴くが、李斯(りし)の讒言(ざんげん)により投獄され、獄中死す...
かんろく【観勒】
7世紀の百済(くだら)の僧。602年に来日し、暦法・天文地理・方術の書を伝えた。日本最初の僧正に任ぜられたという。生没年未詳。
き【基】
[632〜682]中国、唐代の僧。長安の人。法相(ほっそう)宗の開祖。玄奘(げんじょう)の弟子となり、師に従って「成唯識論(じょうゆいしきろん)」の訳経に協力、のち解釈を加えて「成唯識論述記」「...
ギャラップ【George Horace Gallup】
[1901〜1984]米国の心理学者・統計学者。社会・政治・経済などの動向予測に科学的なサンプリング法を導入。1935年世論調査所を設立。
ギーゼキング【Walter Gieseking】
[1895〜1956]ドイツのピアノ奏者。フランスの生まれ。端正な奏法を確立し、特にフランス近代音楽の演奏で名声を博した。
ギールケ【Otto Friedrich von Gierke】
[1841〜1921]ドイツの法学者。ドイツ特有のゲルマン法的団体思想を歴史的、理論的に研究した。著「ドイツ団体法論」「ドイツ私法論」など。