すぎた‐ひさじょ【杉田久女】
[1890〜1946]俳人。鹿児島の生まれ。旧姓赤堀、本名久子。華やかさのある情熱的な句風で知られる。高浜虚子に師事し、「ホトトギス」同人となるが後に除名。
とみやす‐ふうせい【富安風生】
[1885〜1979]俳人。愛知の生まれ。本名、謙次。高浜虚子に師事し、「ホトトギス」同人となった。句集「草の花」「松籟(しょうらい)」「古稀春風」など。
ぬま‐もりかず【沼間守一】
[1844〜1890]政治家・ジャーナリスト。江戸の生まれ。明治維新後、大蔵省・司法省・元老院に出仕。嚶鳴社(おうめいしゃ)を興し、「東京横浜毎日新聞」を経営した。立憲改進党の結成に参加。
ノルデンシェルド【Nils Adolf Erik Nordenskjöld】
[1832〜1901]スウェーデンの鉱物学者・探検家。フィンランド生まれ。スピッツベルゲン・グリーンランドやエニセイ河口を探検し、地質を調査。1878〜1880年、欧亜大陸北方を回航する北東航路...
はまだ‐ひこぞう【浜田彦蔵】
[1837〜1897]幕末・明治の通訳・貿易商。播磨(はりま)の人。江戸への航海中に漂流し、米国船に救われて渡米、帰化し、ジョセフ=ヒコと称した。安政6年(1859)帰国、日米外交交渉に活躍し、...
ひらぬま‐りょうぞう【平沼亮三】
[1879〜1959]実業家・政治家。神奈川の生まれ。日本体育協会会長・横浜市長などを歴任。スポーツ振興に尽力、昭和21年(1946)国民体育大会を創始。文化勲章受章。
ほしの‐たつこ【星野立子】
[1903〜1984]俳人。東京の生まれ。高浜虚子の次女。虚子に師事し、俳誌「玉藻(たまも)」を主宰。「ホトトギス」同人。著「立子句集」「笹目」など。
みしま‐やたろう【三島弥太郎】
[1867〜1919]銀行家。薩摩の人。通庸(みちつね)の長男。貴族院議員・横浜正金銀行頭取を経て日本銀行総裁に就任するが、任期中に病死した。 [補説]徳冨蘆花の小説「不如帰(ほととぎす)」の登...
みやがわ‐こうざん【宮川香山】
[1842〜1916]陶芸家。京都の生まれ。横浜の太田町に築窯し、初めは薩摩ふうの錦手(にしきで)、のちに精巧な磁器を制作。→真葛焼(まくずやき)
やまぐち‐せいし【山口誓子】
[1901〜1994]俳人。京都の生まれ。本名、新比古(ちかひこ)。高浜虚子に師事し、「ホトトギス」で活躍。都市の人工物など新しい素材を新鮮な感覚で詠んだ。のち「馬酔木(あしび)」に参加、新興俳...