かも‐の‐まぶち【賀茂真淵】
[1697〜1769]江戸中期の国学者・歌人。遠江(とおとうみ)の人。岡部氏。号、県居(あがたい)。荷田春満(かだのあずままろ)に学び、国学四大人の一人といわれる。田安宗武に仕え、広く古典を研究...
かわさき‐きゅうえん【川崎九淵】
[1874〜1961]能の大鼓方(おおつづみかた)。葛野流(かどのりゅう)宗家預かり。愛媛の生まれ。近代の大鼓の名人で、地拍子理論を確立した。芸術院会員。
がん‐えん【顔淵】
⇒顔回(がんかい)
ぎえん【義淵】
[?〜728]奈良初期の法相(ほっそう)宗の僧。大和の人。元興寺(がんごうじ)の智鳳に唯識を学び、岡寺(竜蓋寺(りゅうがいじ))を開いた。門下に玄昉(げんぼう)・行基(ぎょうき)らがいる。
さとう‐のぶひろ【佐藤信淵】
[1769〜1850]江戸後期の経済学者。出羽の人。字(あざな)は元海。宇田川玄随・平田篤胤(ひらたあつたね)らに師事。その学問は農政・物産・海防・兵学・天文・国学など広範に及んだ。著「経済要録...
もくあん‐れいえん【黙庵霊淵】
[?〜1345ころ]鎌倉後期から南北朝時代の画僧。本名、是一。嘉暦(1326〜1329)ごろ元に渡り、参禅のかたわら水墨による道釈画を描き、牧谿(もっけい)の再来と称された。中国で客死。その遺作...
り‐えん【李淵】
[565〜635]中国、唐の初代皇帝。在位618〜626。字(あざな)は叔徳。廟号(びょうごう)は高祖。隋に仕えたが、煬帝(ようだい)の失政に乗じて挙兵し、長安に入って恭帝を擁立。618年、恭帝...
りく‐きゅうえん【陸九淵】
[1139〜1192]中国、南宋の思想家。金渓(江西省)の人。字(あざな)は子静。号、存斎(そんさい)。象山(しょうざん)先生と称される。心の内省を重んじて「心即理」説を唱え、朱熹(しゅき)の「...
りゅう‐えん【劉淵】
[?〜310]中国、五胡十六国の漢(前趙)の創始者。在位304〜310。字(あざな)は元海。諡(おくりな)は光文皇帝。廟号(びょうごう)は高祖。匈奴(きょうど)の出身で、西晋末の内乱に乗じて漢王...