これたか‐しんのう【惟喬親王】
[844〜897]文徳天皇の第1皇子。母は紀静子。父帝に愛されたが、母が藤原氏でないために皇嗣になれず、大宰帥(だざいのそち)・弾正尹(だんじょうのかみ)・上野大守などを歴任。のち、比叡山のふも...
さいとう‐やくろう【斎藤弥九郎】
[1798〜1871]江戸後期の剣客。越中の人。名は善道。号、篤信斎。江戸に出て神道無念流の剣を学び、のち、道場練兵館を開いた。門人に桂小五郎(木戸孝允)らがいる。
サイフェルト【Jaroslav Seifert】
[1901〜1986]チェコの詩人。プラハ生まれ。プロレタリア詩から出発し、両大戦間期には前衛芸術運動に参加した。1968年のソ連軍のチェコ占領に抗議するなど、反体制の詩人として知られる。198...
さつま‐の‐かみ【薩摩守】
1 薩摩国の長官。特に、平忠度(たいらのただのり)をさすことが多い。 2 《「薩摩守忠度(ただのり)」を「ただ乗り」にもじって》乗り物に無賃で乗ること。また、その人。ただのり。「—を決め込む...
サルトル【Jean-Paul Sartre】
[1905〜1980]フランスの哲学者・小説家・劇作家。無神論的実存主義を主唱。第二次大戦後、雑誌「現代」を主宰。文学者の政治・社会参加(アンガージュマン)を主張し、共産主義に接近、反戦・平和運...
しばた‐れんざぶろう【柴田錬三郎】
[1917〜1978]小説家。岡山の生まれ。本姓、斎藤。スピード感あふれる文体で、自由な発想の時代小説を数多く執筆。剣豪小説で絶大な人気を集めた。「イエスの裔(すえ)」で直木賞受賞。他に「眠狂四...
シャハト【Hjalmar Schacht】
[1877〜1970]ドイツの財政家・銀行家。1923年、通貨委員としてインフレの収拾に活躍。国立銀行総裁・経済相を歴任したが、ナチス政権の軍備拡張政策に反対して辞任。第二次大戦後、戦犯として裁...
ジェームズ【Jesse Woodson James】
[1847〜1882]米国開拓時代の無法者。南北戦争では南軍のゲリラに参加。戦後、兄フランクと強盗団を組織、銀行や列車を襲ったが、手下に殺された。
ステラ【Frank Philip Stella】
[1936〜2024]米国の画家・彫刻家。幾何学図形によるミニマルアートの先駆的絵画から出発。のち、多角形のカンバスを用いた無彩色絵画に移行し、さらに1980年代には彩色された金属板を重ねたレリ...
せきとう‐きせん【石頭希遷】
[700〜790]中国、唐代の禅僧。六祖慧能(えのう)・青原行思(せいげんぎょうし)に師事。衡山の南寺の石上に庵を結んで座禅をしたところから、石頭和尚とよばれた。馬祖道一とともに禅宗の振興に尽力...