たかはし‐きいちろう【高橋揆一郎】
[1928〜2007]小説家。北海道の生まれ。本名、良雄。住友石炭鉱業退社後、執筆に専念。「伸予」で芥川賞受賞。他に「ぽぷらと軍神」「友子」など。
たかはし‐けんじ【高橋健自】
[1871〜1929]考古学者。宮城の生まれ。東京帝室博物館に勤務して古墳時代の鏡や埴輪などの研究に貢献。著「鏡と剣と玉」など。
たかはし‐けんぞう【高橋健三】
[1855〜1898]官吏・ジャーナリスト。江戸の生まれ。明治22年(1889)より官報局長。また同年、岡倉天心らと月刊美術雑誌「国華」を創刊。明治26年(1893)には大阪朝日新聞に入社、明治...
たかはし‐げんいちろう【高橋源一郎】
[1951〜 ]小説家。広島の生まれ。「さようなら、ギャングたち」で作家デビュー、吉本隆明の激賞を受ける。「優雅で感傷的な日本野球」で三島由紀夫賞受賞。他に「競馬探偵の憂鬱な月曜日」「ペンギン村...
たかはし‐これきよ【高橋是清】
[1854〜1936]財政家・政治家。江戸の生まれ。日本銀行総裁・蔵相を経て、首相・政友会総裁などを歴任。昭和初期にも再三蔵相を務め、金融恐慌・世界大恐慌に対処。二・二六事件で暗殺された。
たかはし‐しんきち【高橋新吉】
[1901〜1987]詩人。愛媛の生まれ。「ダダイスト新吉の詩」によって、日本のダダイスムの創唱者となり、現代詩の先駆をなした。詩集「胴体」、小説「ダダ」など。
たかはし‐たかこ【高橋たか子】
[1932〜2013]小説家。京都の生まれ。本名、和子(たかこ)。夫は作家高橋和巳(かずみ)。夫の死後、本格的に小説を書き始める。昭和50年(1975)洗礼を受け、カトリック作家に転じた。「怒り...
たかはし‐ひろき【高橋弘希】
[1979〜 ]小説家・ミュージシャン。青森の生まれ。平成26年(2014)「指の骨」で新潮新人賞を受賞し作家デビュー。音楽活動のかたわら小説を発表し、平成30年(2018)「送り火」で芥川賞を受賞。
たかはし‐みちつな【高橋三千綱】
[1948〜2021]小説家。大阪の生まれ。スポーツ新聞記者などを経て作家生活に入る。「九月の空」で芥川賞受賞。自作の「真夜中のボクサー」で映画製作にもかかわる。他に「退屈しのぎ」「空の剣」「明...
たかは‐しゅぎょう【鷹羽狩行】
[1930〜2024]俳人。山形の生まれ。本名、高橋行雄。山口誓子・秋元不死男に師事し、のち俳誌「狩」を創刊、主宰。第1句集「誕生」で俳人協会賞受賞。「十五峯(じゅうごほう)」で詩歌文学館賞・蛇...